~ざっくり登場人物紹介~
ジョー:ニューヨークにある小さな書店の店長。変態ストーカーだけど近所の子供には優しい。
ベック:作家を目指す大学生。ビッチ。
ベンジー:ベックの彼氏もどき。ジョーが絶賛監禁中。
↓ベックとジョー
今日はベックとジョーの初デートの日。
朝起きるなり小躍りで支度をするジョーは、いてもたってもいられずベックの家をノゾキに行くことに。
初デートだっていうのに、ベックは穴が開いてるようなボロい服を着ている。
前回の話でクソ高いプレゼントを友達にあげてたから少しはお金あるやん。って思ってたけど、どうやらお金にはかなり困っているらしい。
しかしそんなベックの手には金ぴかのスマホが。
どうやらベックちゃん、新しいスマホでアカウントにログインすれば前のスマホは停止するだろうって、クリスマスケーキの上のサンタのように甘い考えでいるらしい。
もちろん現実はそんなに甘くなく、部屋に侵入し下着をクンクンしてたような変態野郎にスマホの中身はモロバレのままです。
これぞ「スマホを落としただけなのに」ってやつ。
書店に出勤したジョーは、大量に入荷した本を一緒に地下室に運んでくれるという同僚の申し出を断る。
だって地下室にはこないだ捕獲したベンジーを絶賛監禁中だから。
ベンジーの様子を見に、地下室に降りるジョー。
暴れまわってて意外と元気そう。
殴った時は本当に死んだと思ったのに。。
ジョーは檻の小窓から「ケシの実ベーグル クリーム多め」っていうちょっとわからない食べ物を渡す。
なんだよケシの実ベーグルって。インスタ女子か。
「俺はグルテンアレルギーなんだ。乳製品もダメだし、ピーナッツ食ったら死んじまうんだよぉ!」とか言って、ベンジーはベーグルを突き返す。
「何なら食えるん?」とジョーが言うと「バーガーか寿司なら…」
殺されかけたのに寿司。
これにはジョーも思わず呆れ笑い。
しかもテイクアウトの寿司って意外といい値段するやんきっと。
「俺閉所恐怖症だからいま血糖値低いねん。出してぇ」と訴えかけるベンジーに、ジョーはベンジーが所持していたあやしい白い粉を「これが薬か?」と見せつける。
ジョー「お前が薬やってること彼女は知ってるんか?」
ベンジー「俺に彼女はいない」
!?
ここでベンジー、ふとジョーがあの時のヤツだということを思い出す。
ジョーの目的はベックだというのも悟った様子。
ベンジーはベックをクソベックと呼び、あんな女は彼女でもなんでもない、お前にくれてやるとまで言い出しちゃう。
ジョーは「出たければ僕に従え」と冷たく言い放ち、地下室を去る。
夕方、ジョーとベックは約束の初デート。
通りを歩きながら、SNSの話やジョーの仕事の話なんかをして、デートは順調に進んでいた。
ベックのスマホにある電話がかかってくるまでは。
電話の相手はベックの親友のピーチで、どうやらベンジーが失踪したことを感づかれたらしい。
ベックはデートを中断して帰ってしまった。
残されたジョーは急いでベンジーの元へ。
ヤクと引き換えにベンジーのスマホのパスワードを入手し(これがなんと他の女の名前!)ヤクでハイになって意識を失ったベンジーの顔に女ものの下着をのっけて撮影、そしてSNSにうp。
女子会の最中にベックはその投稿を発見。
友人たちと一緒にベンジーを罵った。
女子会ではそのままベックの変態教授の話に。
実はこの女子会の後教授と飲む約束をしているベック。
しかし飲みなんて建前で教授はヤるき満々。
ベックもそれをわかっていて、それでも単位のために寝るべきかどうか友人に相談していた。
「教授とヤるなんて学生の通過儀礼だよ~。腹くくって一発キメちゃいなよ~」と、友人たちは軽ーく答え、そろって教授と寝るようそそのかす。
一方ジョーは監禁中のベンジーと雑談中。
ジョーはつい「ベックこの後教授と飲み行くんやて」とこぼしてしまう。
これを聞いたベンジーは「あの女の本性を教えてやるよ」とにやり。
ベンジーいわく、今頃ベックは口紅を塗って、教授に迫っているところだと。
呆れ笑いを浮かべるジョーだが、一応確かめに行くことに。
コイツほんとフットワーク軽いなぁ~。
店ではベンジーが言ったとおりの状況になっていた。
胸元のがらっと開いたワンピースに、赤い口紅をして教授に笑顔を振りまいているべック。
どうやら教授に弄ばれる方向で覚悟を決めてしまったようだ。
最初は軽く執筆の話をしていたが、いいカンジにお酒が回ったところで、ついに教授はべックの足に触れてきた。これはホテル行き確定やろ。。って思ったところで、なんとべックは突然立ち上がり、教授の手を払いのける。
乳首が透けるようなうっすい服を着て男と酒飲んでたくせに、べックは「そんなつもりじゃない」とか「あなたどうかしてる」とか言い張るんだけど、これは教授が正しい。
「私の指摘を否定できる立場でいたいなら、胸を隠しておけ」
仰る通りでございます。
生活に必要な援助が受けられる教授の助手の仕事を辞めさせられてしまい、半泣きのべック。
そのままジョーに電話をかける。
もちろんすぐそこで電話が鳴っちゃうわけだけど、これが気付かないんだよね~。
なんで?
べックは自分の居場所を伝え、これから来ない?とジョーを誘う。
「15分で行くよ」とジョー。
さっきまで居座ってた店に、さも今初めて来ましたよって感じでちゃっかり登場するジョー。これ周りの人に気付かれたら終わりだよねw
軽く雑談しながら、二人は店にいる客同士の関係性を当てるゲームを始める。あんましジロジロ見ちゃ失礼だけど、こういうの意外と面白いよね。こいつら不倫だろ!みたいな。下衆いゲームですけど。。
ベックが楽しそうに笑いあう中年夫婦を指して、「あの二人は?」と聞くと、なんとジョーは「あれは未来の俺たちだよ」だって!!言っちまったな、ジョー!
それを聞いたベックは、なんと笑顔で「それ最高」だって。やっぱり気があるんじゃん。やったなジョー。
すっかりジョーに気を許したベックは、先ほどまで指導教授に迫られていたことや、「私って問題のある男ばっかり惹きつけちゃうタイプかも!」なんて話をする。目の前の男もストーカーだもんね。ごもっともです。
ベックはジョーを、友人のピーチの家で開かれるパーティーに誘う。もちろんジョーの返事はOK。
次の日、教授から助手の仕事を外され、支援を受けられなくなったことをピーチに打ち明けるベック。するとピーチはさらさらっと小切手を書いて、何てことのないようにベックに渡した。
一方また地下でベンジーと戯れるジョー。またもや勢いで「ベックがパーティーに誘ってくれた」なんてぺらっちゃう。だからダメだってそんな喋っちゃぁ~。
案の定またベンジーに「お前はただのお飾りで遊ばれてるだけ」なんて脅される。でもベックの態度を見てると、ベンジーの言ってることってあながちウソでもないんじゃないの?って思えてくる。
一緒にパーティーに出かけるジョーとベック。ジョーは入った瞬間、自分が場違いであることを実感した。ピーチは会った瞬間からジョーを「ジョセフ」と呼び、ジョーに失礼な態度をとり続ける。
ピーチにベックを取られてしまい、ひとりでピーチの家をうろつくジョー。するとピーチの家の本棚に、ある一冊の本を見つける。
本のタイトルは「オズのオズマ姫」。
昔のことを思い出すジョー。ジョーはこの本がきっかけで自分を養ってくれているムーニーさんに殴られ、今ベンジーを閉じ込めている”檻”の中に閉じ込められた過去がある。
ジョーの回想はピーチの声によって中断された。ピーチはジョーにベックを助けてくれた礼を述べる一方、二人の出会い方に疑問を抱いているようだ。
鋭そうだなとは思っていたけど、やっぱり要注意人物だね、ピーチ。
ジョーがパーティー会場に戻ると、なんとベックは他の男とイチャついている!ビッチやな~。
ベックの元へは行けず、屋上で物思いにふけるジョー。ベンジーに言われたことは本当なのか?だんだんベックのことがわからなくなってきた。
そこへ「楽しんでる?」なんて軽々しく話しかけてくるベック。ジョーの顔見てやって~。これが楽しんでる人の顔に見えますか。
男引っかけたりとかしておきながら、実は自分もこういう場所が苦手で、自分らしく生きられるジョーを羨ましいなんて言い出すベック。
そんなベックに、「たまには牙を剥かないと」と助言をするジョー。いいカンジの雰囲気になって、今度こそチューするか?ってところで、ベックに「あなたと友達になれたよかった」と、冷酷な一言を浴びせられてしまう。ジョーかわいそう。
パーティーから去ろうとした時、ジョーは一人の女性に話しかけられる。どうやら女性はジョーの知り合いらしい。
女性が持ちかけた話題は、二人の共通の知り合いである”キャンディス”という女性が、突然失踪してしまったという内容。そしてキャンディスとはどうやら、ジョーといい関係にあったようだ。
面白くなってきたねー。
帰宅したジョーは、まっすぐパコの元へ向かう。実はジョーは今日勝手にベンジーのいる地下室へ入ってしまったパコに、強く叱ってしまったのだ。幸いあとちょっとのところでジョーが捕まえたからベンジーは見られなくて済んだんだけどね。
ジョーは今日のお詫びにと、どっかで見たことのあるような本を渡す。以前、ロンにジョーから借りた本を壊されてしまったことがあるため、「うちには置けないよ」と断るパコ。
そんなパコに、ジョーは「トイレの天井」という秘密の隠し場所を教える。
一方翌日、ベックは教授の元へ。「牙を剥く」というジョーのアドバイスを実行し、”考えを改めなければ、他の被害者と一緒にあなたのしたことを世間にバラす”と脅した。
大人しくなったベンジーは、自分が最低な人間だということを認め、「俺の秘密を教えてやるから解放しろ」と交換条件を出してきた。
ベンジーはジョーにある動画のデータを渡した。その動画とは、なんとベンジーとその仲間が仲間の一人に無理やり酒を飲ませ、プールに落として死なせたという激ヤバ動画だった。
更に最低なことに、ベンジーがその動画を所持していたのは他の共犯者の弱みを握るため。この動画で脅して言うことを聞かせていたんでしょう。人間の屑ですね。
この秘密をジョーに握らせることで、自分を解放しても絶対に歯向かうようなことはしないって事が言いたかったんだろうね。
仕事に戻ったジョーの元へ、今度はベックが訪ねてくる。ベックはジョーのお陰で教授に牙を剥くことができたと言い、ジョーお礼のドーナツを渡した。
そしてレジのカウンター越しで突然のキス!
ただの友達じゃなかったんか~い。
ベックを見送り、再び地下室へ戻るジョー。
動画で秘密を告白したベンジーにご褒美を持ってきたのだ。
嬉しそうにジョーが持ってきたメープルアーモンドラテにがっつくベンジー。
すると突然ベンジーは痙攣し出し、ばったりと床に倒れて動かなくなった。
そういやこいつピーナッツアレルギーだったんじゃん!!!
ジョーにとっては一つの賭けだった。ベンジーは人を騙す詐欺師だったからね。
でも皮肉なことに、ジョーに話したピーナッツアレルギーの話だけは本当だった。
第2話はここで終了。
1話で殺さなかったからもう殺さないやろって思ってたけどころっちゃった。。
まあベンジーも人殺しだしゴミみたいな野郎だから死んでも当然なんだけど、まだ付き合ってもいない女(しかもビッチ)のためにころっちゃって、見てるこっちとしてはジョーが可哀想になってくるよ。
次話はベックがどう出てくるかが見ものです。
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