ある日突然、Netflixにとある作品が追加されてえらく驚いた。
それがこの作品「YOU-君がすべて-」なんだけど、どーんと表示されているこのお顔、
みんなが大好きゴシップガールでダン・ハンフリー役を演じたペン・バッジリーさんじゃん!!!
いや本当に久しぶり。
ものすごい曖昧な記憶だけど、確かこの人、ゴシップガールが完結した直後のインタビューで、俳優の仕事より別のことしたいようなこと言ってたんじゃなかったっけ。
ヒット作もゴシップガールだけだし、もう出てこないのかと思ってたからこの顔見た時はすごくうれしかったですね。別にダン好きだったわけじゃないけど。
思えばネイト役の人は麻薬所持かなんかで捕まってるし、一番人気だったチャック役の人はセクハラかなんかで訴えられてたんだよね(ぜんぶ曖昧)
だからゴシップガールの男性メインキャラとして期待できるのはダンの人しかいないわけで…
いやあ、本当に出てきてくれて良かったね。
そしてこのYOUという作品はストーカーの恋愛がテーマ。
ペンが演じるのはもちろん主人公のストーカー。これはどう見てもハマり役。
以下、あらすじと感想です。無論、ネタバレは十分に含んでますのでご注意を。
「やあ、いらっしゃい。君は誰?」
書店に入ってきた女性に、脳内で話しかける一人の男。
彼はこの小さな書店のオーナー、ジョー・ゴールドバーグ。
女性の服装や身のこなしを、まるで品定めするように観察するジョー。開始1分でもう変態モロバレ。
そして彼女に話しかけられる。「この本どこにあるの?」ってお決まりの質問に、ジョークを交えながら案内するジョー。一番上の棚にある本を背伸びして取ろうとする女性。
ジョーの視線は自然と胸元に…と思ったらなに、この人ノーブラかい。ノーブラはマズい。非常に。そんなだからこの変態、僕に見てほしいのかな?とか脳内でほざいてやがるよ。
ところで海外ってノーブラの女性多いらしいけど、犯罪とか大丈夫なの?
で、女性が本をレジへ持っていき、カードで支払いしようとする。すると今度は”現金なら十分持っているハズなのに…僕に名前を教えたいのか?”だって。
やべーよコイツ。
まんまと変態店長に名前を知られてしまった彼女、どうやら名前は”グィネヴィア”、通称”ベック”と呼ばれているらしい。
にこっと微笑み、握手までしちゃって店を出るベック。
ぽーっと余韻に浸るジョーに、横にいたひげ面の同僚が「彼女君に気がある。俺ならフルネームでググるね」
なーんて余計な事言うもんだから、、、
ここからジョーの心に本気で火がついてしまうわけですね。
仕事が終わり、帰宅するジョー。
すると、アパートの階段に小さな子供が座って本を読んでいる。
彼の名前は”パコ”といい、ジョーの隣の部屋に住んでいる。
シングルマザーの母親と、母親と交際中の男と一緒に住んでいるが、
生活環境はとても良いとは言えないもので、パコはいつもアパートの階段でひとり、本を読んでいる。
パコはジョーが貸した「三銃士」を読んでいた。
おなかを空かせているであろうパコに、ジョーは買ってきたミートボールサンドを差し出す。
うーん、このシーンはちょっぴり切ない。
まだ小学生くらいの男の子だけど、ジョーが食べ物差し出した時、一回断るんだよね。
ママが何か作るよって。
でもそのママは交際中の男とデカい声で口論真っ最中なわけで…。
ジョーは「食べてくれないと腐っちゃう」って言って、ちょっぴり強引に食べ物を渡す。
そして部屋に戻るなり、ネットでベックの名前を検索。
ベックがリッチな友達とイキってる動画をあげまくってるところには、どうやら変態感心ならないようです。
SNSのページをスクロールしていくと…なんとあの本屋に来た時の投稿を発見!!
期待するジョー。
しかし残念ながらジョーについては一切触れていない。
そりゃそうだ。
おいどんのことが書かれていない筈がない!と受け入れられないジョーは、ネット上のベックは上辺だけで、おいどんの事書かなかったのはおいどんが心の友だからだ!!という謎の発想で納得。
そしてついに、変態ジョーはネットでベックの住所を突き止めてしまう。
あ~ついに特定されちゃったね。
やべーよこれ来ちゃうよ~。
来ちゃったよ。
たどり着いたベックの家は、大きな窓から中が丸見え。
風呂上がりでバスタオル1枚のベックが、今まさに丸見えの状態です。
なんともけしからん!!親しくなったら注意してやるからな!!
と、親しくなれることを前提のジョーさん。
そしてそのままジョーさんは、ベックの1日に密着取材(もちろん無断)。
ベックの1日はこう。
まずは朝イチからヨガ教室でヨガのインストラクターの仕事。
それが終わったら大学でスケベ教授の助手を務めている。
そして夜にはリッチな友人たちとインスタ映えする女子パーティー。
しかし当のベックは裕福ではなく、友人についていくのが精一杯の状態だ。
他の二人の友達は全く気にかけていない様子だが、唯一”ピーチ”という友人だけは金銭面を含め、ベックのことを気にかけているよう。
君は友達選びが下手くそだ、というジョーに今回ばかりは同感。
派手な友人と付き合ってはいるが、本当のベックは作家志望。
とはいえ多忙で書けない日々が続いているらしい。
とここで、無防備な部屋着姿のベックを見守るジョーさんに大事件。
なんとベックの家の前で男が開てくれ!なんて騒いでいるではないか。。
おっとこれは面白い展開。
男を家に入れるなり、何やら険悪なモード。
この男はベックの彼氏(?)らしいが、トイレで別の女にしゃぶらせているところをベックご本人が目撃してしまったらしい。最低やんコイツ。しかもさしていい男でもないし。
こんなんのどこがいいねんベックの目節穴かーい。
問い詰めるベック。
それに対するコイツの答え「あの時仕事で疲れて病んでたし、それに不発だったんだよ!!」
イッてないならええんかーい。
これにはさすがのベックも呆れ顔。さらに呆れるのは、ベックがこの男の言い訳を簡単に信じて、そのまま体まで許してしまうところ。。
お前もアホなんかーい。
ジョーさんの調べたネット情報によると、彼の名前は”ベンジー”。証券会社に勤める父親を持つおぼっちゃまで、ベンジー自身は、なんだかよくわからない体に良いソーダの会社をやっているらしい。
楽しむだけ楽しんでとっとと去っていくベンジー。
けれどまだ満足できていないベックは…
なんと1人でオ〇二ー大会を始める。
あれ、これ普通のドラマだったっけ。
ネトフリってなかなか過激なシーン多いよね~。
ジョーはお楽しみ中のベックと一緒にお楽しみする妄想をしながら、寒いお外の茂みの中でひとり、ブツをコスコス。
するとジョーが隠れてた茂み(これ誰かんちの生垣だったのね)の横っちょのドアから、突如大荷物を抱えたおばあさんが登場。
驚いてブツから手を離し、おばあさんの荷物運びまで手伝ってしまうジョー。動揺しすぎw
しかもブツ触った手で人のもん触るなや~。
ばあさんのお手伝いを終えてベックの家を覗くと、楽しいショーはちょうど閉幕してしまったところ。
落胆して家に帰るジョー。背中から哀愁が漂ってる。
帰宅すると、階段にパコが待ち構えていた。
パコは次の本が欲しいとねだり、二人でジョーの本屋へと新しい本を取りにいくことに。
表に目当ての本がなかったため、ジョーはパコを秘密の地下室へとご招待。
地下室にはびっしりと本が並んでいるが、なぜか部屋の真ん中にガラス張りの小さな部屋のようなものがあった。
どうやらここは特に貴重な本を保管しておくところで、室温なんかが調節できるようになっているからここだけ個別の空間になっているようなんだけど、、引っかかるのがジョーがここのことを「檻」って呼んだこと。絶対誰か閉じ込められるやん。。
ジョーはその中から貴重な本をパコに差し出し、二人は家へ帰る。
すると今度は、パコの母親の恋人が二人を待ち構えていた。
こいつはジョーを怪しいと敵視しているようで、パコに近づくなと脅しをかける。
まあ怪しいっていうのはある意味正解だよね~、コイツの方が最低だけど。
そして後日、ジョーはベックのいない日を見計らって、ベックの部屋にガス会社の点検を呼ぶ。
そしてちゃっかり彼氏のフリをして、ベックの部屋に堂々侵入する魂胆だ。
ガス屋さんが帰り、いよいよ物色開始。
一人暮らしの女性の部屋ってこんなもんなんだろうけど、、食べかけの食い物とか置いてあってけっこう汚ねー!!
これドン引きしたんじゃないの?
気になるジョーさんのコメント「僕と住んだら洗濯は僕がやるし、料理も毎日するし、本の手入れもベットメイキングもしてあげるよ」
だってさ。
寛大じゃない?
しかも家事全般やってくれるって、ストーカーだったとしてもけっこう優良物件じゃない??
下着を盗んでみたりベッドに寝転がってみたり、やりたい放題のジョーさん。
ついにおふとぅんの中から探し物を発見する。
それはもちろん…ベックの大切なパソコン。
ベックのパソコンの中身からわかったことは2つ。
ひとつはベックの父親は亡くなっているということ。
そしてもうひとつ、なんとベックはジョーと初めて会った時のことを友人たちに語っていた!!
しかもかなり好意的な内容だ。これはうれしい。
すると突然、ベックが部屋に帰ってきてしまう。
慌ててバスタブの中に隠れるジョー。
今日あった嫌なことを思い出し、洗面所の鏡の前で涙ぐむベック。
普通に見たらシリアスなシーンだけど、、、カーテンの向こうには水浸しの変態が息を潜めてるんだよね。
気分転換に友人たちとの集まりに出かけるベック。
集まった先の店で、なぜかベックは大勢の前で自分の詩を朗読してしまう。
ベックの詩はなんというか、けっこう陰気な感じで、こういうお酒飲むようなお店の雰囲気にはどう考えても合わない。
案の定観客(っていうか普通に居合わせただけの気の毒なお客さん)にブーイングを受けてしまう。
正直、このシーンはけっこう見てるのが辛いっす。
例えるなら「自分が書いた夢小説をクラス全員の前で読まされてる」みたいな、黒歴史を晒されてるみたいな恥ずかしさを感じますね。。
いたたまれなくなり、店を出てしまうジョー。
好きな人が自作の詩読んでコケにされてる姿なんざ見てられないよなぁ。
自宅へ帰ろうと地下鉄の駅へ向かうと、その先にはなぜかBECK。
さっきまで店で詩読んでたやんなんで~。
ベックは酔っぱらってフラフラの状態で、今にも線路に落っこちそう。
ソワソワと見守るジョーの嫌な予感は的中し、ベックは線路に落下してしまう。
うわこれ絶対お決まりの展開やん。
そこに運悪く電車が走ってきて、間一髪のところでジョーが救出。
しばらく見つめ合うふたり。ジョーに馬乗りのような状態のベックがついに口を開きーー
ヴォエエエエエエエエエ
と盛大にゲロをぶっかける。
笑いながら「マジでごめん」とかクソみたいな謝り方のベックにジョーは「いいんだ。このジャケット好きじゃないから」とか優しさ満天のジョー。
ゲロかけといてここまで言ってくれるヤツおる??
ストーカーだけどジョーの好感度今のとこ100点だよ。
タクシーで一緒に帰る流れになったふたり。
そこでベックは初めてジョーがあの時の店員だったことを思い出す。
タクシーの中でいいカンジの雰囲気になるふたり。
ところがどっこい、ベックの家では彼氏のベンジーが待ち構えていた。
帰り際、連絡先の交換をしようとするも、ベックはスマホをどこかでなくしてしまったよう。
口頭でメールアドレスだけ伝え、ベックは命の恩人を残してそそくさと立ち去ってしまう。
ベックが立ち去った後のタクシーの中。
ジョーの手にはベックのスマホが握られていた。
別の日、ベックの彼氏のベンジーは、自社の作るソーダの取材を受けるべく、人気雑誌の記者に会おうとしていた。
ウキウキで待ち合わせ場所へと向かうベンジー。
その先で待ち構えていたのは…もちろんこの男しかいない。
店へ向かっている筈だが、人気のない路地へ案内するジョーに不信感を抱き始めるベンジー。
そしてたどり着いた先は、ジョーの書店の地下室だ。
ベンジーが部屋に入った瞬間、ジョーはベンジーの頭めがけてハンマーをガツン!!
うわー、これは衝撃。
まさか1話から死人出るとは思わなかった。
その後、しれっと店に立つジョーの元へ、ベックがあの日のお礼を渡しにやってくる。
すかさず「今度飲み行かない?」と声をかけるジョー。
ここからやっと、二人の関係がスタートしていく。
薄暗い地下室の中、ジョーの言う”檻”の中でベンジーが生きているのを確認できたところで、第1話は終了。
コイツ生きてたよ。
絶対死んだと思ってた。
序章となる1話を見終わった感想としては、このドラマすごい濃い!
ストーカーならではのバレちゃうかも!ってスリリングな展開が多くて、40分近くがあっという間に見終わる。
このままの感じだと、3日くらいで全話見終わっちゃいそう。
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