~ざっくり登場人物紹介~
ジョー:監禁の末恋人を殺したサイコパスストーカー。同じ店で働くラブに夢中。
ラブ:若く美しく料理の得意な未亡人。ジョーといい雰囲気。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
you-君がすべて- シーズン2 2話 「深入りは禁物」
檻の中の男
時は1週間前に遡る。空港でファンに絡まれるお忍びの著名人を尻目に、ジョーはとんでもない街へやってきてしまったことを実感していた。
ジョーは新しい身元を手に入れるため、ネットで見つけた偽造IDの調達をしているという男と会う。その男こそがウィル・ベッテルハイム本人だ。
偽造IDの入手だけでは不完全だと考えたジョーはウィルを襲い、彼の名前を借りることにしたという経緯だった。
ジョーは檻の中のウィルにジャスパーという男のことを問いただす。檻に閉じ込めている割に本物のウィルは元気だった。
ウィルによると、ジャスパーは闇サイトでウィルに仕事の依頼をしてきたがウィルは断り、お互い顔も知らないという。だが厄介なことに、ウィルは前金の3000ドルをジャスパーに返していなかった。
金を使ったというウィルの代わりに、ジョーは持ち前のテクニックで偽造本を作って街の古本屋に売りつけて返金用の金を用意する。
ジャスパー
翌日、ジョーはラブに誘われ魚市場へ。あれ以降ジョーとラブの距離は一気に縮まり、ラブは人目も気にせずジョーにキスをする。
憧れのラブとのキスに浮かれるジョーだったが、その直後ベックの幻影を見たことで現実に引き戻される。ぼんやりしているうちにラブに友人たちとのランチに誘われ、早すぎだと危険を感じつつもついOKしてしまう。
ジョーが仕事をしていると、ついにジャスパーが接近してくる。金を渡すも足りないというジャスパー。ジョーはウィルに騙されており、3000ドルだと思っていた前金は5万ドルだった。
にこやかなジャスパーに「ちょっと来てくれ」と言われるがままに後をついていくと…ジョーは突然ナイフで小指を切り落とされる。「返して欲しければ12時間以内に金を用意しろ」と、小指を奪いジャスパーは去っていく。
痛みと動揺で崩れ落ちるジョー。流石にこの街に居続けるのはヤバいと直感するが…愛しのラブがいるこの街を離れられるわけがない。
倉庫へ向かうと、檻の中のウィルの様子がおかしい。どうやらウィルは精神的な病を抱えているようだった。
ウィルは怯えながらジャスパーが実はマフィアの手先だと明かした。ジョーが優しく諭し、どこかに金のツテがないかと聞くと「ルーファスという男に5万ドルの貸しがある」とウィルは答える。
ジョーは早速ルーファスという男と会う約束をするが、指定された時間はちょうどラブとのランチの約束の時間。「オーナーの息子のフォーティに仕事を押し付けられた」と言い訳し、泣く泣くラブとの約束をキャンセルするのだった。
しかしそこで諦めるジョーではない。どうしてもラブの交友関係が気になるジョーは、いつもの簡易的な変装で少しばかり店に立ち寄り偵察することに。
ランチに集まったラブの友人全員をネットで調べるジョー。ランチの話題はラブがジョーにキスした話へと移り、夫を亡くしたという辛い経験から前に進もうとしているラブの前向きで素直な本心を聞き、益々ラブを好きになるのだった。
メインの約束であるルーファスという男に会うため、ジョーは指定されたパーティー会場へとやってくる。
するとジョーが住むアパートの大家であるデライラに遭遇する。記者の仕事をしている彼女は、仕事のためこのパーティーにやってきたのだ。
ジョーと立ち話をしていたデライラだが、ある男に声をかけられたことで様子が急変する。その男はかつてジョーが空港で見かけたあの著名人風の男で、ヘンディという名前のコメディアンらしい。
ヘンディがいなくなった後、ジョーがヘンディを褒めるとデライラは怒った様子で立ち去ってしまい、ジョーは再びルーファス探しに戻る。
やっとのことでルーファスを探し出したジョーは、彼から約束の物を受け取る。しかし中身は金ではなく、躁うつ病の薬だった。
ジョーはまたしてもウィルに嵌められたのだ。
友達
夜、傷の手当をしているジョーの元へラブがやってくる。ラブはウィルがランチを断った時の嘘を見抜いていた。なんと経営者の息子フォーティはラブの双子の弟だったのだ。
ジョーの身に起きていることなど知らず、新たな恋愛が怖くて逃げていると勘違いするラブ。まさかマフィアに小指を握られているなどと言い出せるわけなどなく、ジョーは話を合わせる。
「逃げる必要なんかない」と涙ながらに両手でジョーの頬を包み込むラブ。そんなラブの背後にベックの幻影がまたしてもジョーを襲い、ジョーは混乱して「やめろ!」と怒鳴り、ラブとの束の間のロマンスは最悪の形で終わりを告げる。
ジョーはジャスパーをウィルのいる倉庫へと連れていき、真実を話す。しかしジャスパーが納得するはずもなく、再度襲いかかってくるジャスパーにジョーがナイフで反撃しジャスパーは死亡する。
見事小指を奪い返したジョーは凄腕のドクターに指をくっけてもらい、時々吐きながらも死体をバラバラに解体。その足でラブの元へ向かう。
ジョーはラブに「前の彼女のように傷つけてしまうのが怖い」「望んでいるが、今はまだ付き合えない」と本音を打ち明け、2人は友達として新たに再出発することとなった。
ジョーがアパートで洗濯をしているとデライラがやってくる。デライラは若い頃、ヘンディにレイプされた疑いがあることをジョーに明かした。
苦い経験の末か、デライラはいい人を演じるジョーを直感から悪人だと感じ取り、「私と妹に近づかないで」と忠告する。
ラブの助言のもと、ジョーはさよならと書いた手紙を燃やし、ベックへの重いを断ち切った。そんな優しいラブからくすねた下着の匂いをクンクン嗅ぐシーンで第2話は終了。
感想
お名前を拝借したウィルに振り回されまくった今回。マフィアに追いかけ回されてたり躁うつ病で二重人格みたいだったり、かなりヤバめな奴でした。
なりすますんならもっとマシな人選ぼうや…。
ラブがお料理で肉をぶった斬るシーンとジョーの解体シーンがミックスされてたのはけっこう気持ち悪かった。バラしたあとマシンでミンチにするところまでちゃんと見えてるし…。
ところで最近やたらと死体解体関連のものをを見たり読んだりしてるような気がするんですが最近の流行りかな?
しかしまさか経営者のボンボンのフォーティがまさかラブの双子の弟とは。もちろんラブも経営者の娘となるわけだけど、これは予想外。
前話でのラブはしっかりしすぎていて感情移入しにくいかな〜と思っていたけど、だんだんわかってきました。真昼間から丸見えの場所でお着替え始めたり、食べ残しをそのまま置いて仕事行ったりとベックみたいなことは絶対にしなさそうなタイプです。
だがしかしいくら好きにる女性が変わったところでストーカー全く懲りず、下着をくすねて大事に宝箱にしまっちゃう癖は治らない。
天井裏から壁の穴に隠す場所が変わっただけでした。
初っ端から指やらミンチやら血なまぐさいseason2。
次話も楽しみです。