~ざっくり登場人物紹介~
ジョー:監禁の末恋人を殺したサイコパスストーカー。同じ店で働くラブに夢中だが今は友達。
ラブ:若く美しく料理の得意な未亡人。ジョーとはいい友達。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
you-君がすべて- シーズン2 3話 「友情の意味」
意外な人物
見事にプラトニックな友情を作り上げたジョーとラブ。ラブはジョーに毎日お菓子を作り、ジョーはラブのボランティアの手伝いをし、2人の関係は良好。
そんなジョーの元に、姉のラブとの関係を勘づいたフォーティが近づいてくる。フォーティを味方につけてしまおうと考えたジョーは、フォーティの書く映画の脚本にアドバイスをし、仕事の後に劇を見に行く約束をする。さらにSNSでも友達になる。
フォーティは過去に映画祭で受賞した経験があるが1度きりの栄光で、現在は単なる落ちぶれたセレブ。
そんなフォーティと一緒に見に行った劇の特別ゲストとして、ジョーの見覚えのある人物が登場する。デライラと因縁のあるコメディアンのヘンディだ。
フォーティとヘンディは知り合いで、フォーティはヘンディを自分の映画に出演のオファーをしようとマネージャに頼み込むが相手にされない。マネージャーと揉み合うフォーティを他所に、1人の少女が堂々とヘンディへ近づいていく。
少女はなんとデライラの妹のエリー。デライラの件があり心配になったジョーがエリーに話しかけると、エリーはヘンディの助手をしていると話し、「何様のつもり!?」と怒って立ち去ってしまう。
翌日、ジョーが仕事へ向かうとラブの様子がおかしい。戸惑うジョーにフォーティが近づき、ついにラブとの関係を問いただしてくる。
自分が問題を抱えていることが原因で、ラブとは友達止まりだと説明するジョー。するとフォーティはジョーを自分と同じアルコール依存症だと勘違いし、謎の仲間意識でラブの様子がおかしい理由のヒントを与えてくれる。
アパートへ戻ると、外でデライラとエリーがヘンディの件で口喧嘩しているところを目撃する。その後デライラはジョーの部屋までやってきて、なぜエリーがヘンディに近づくのを止めなかったのかとジョーを責める。
「助手をしていると言われた」とジョーが話すと、「あいつを潰すから黙って見てて」と言い捨てデライラは出ていく。
エリーのことが気になるジョーは遠隔操作でエリーのスマホの中身をチェックする。実はエリーに新しいスマホを渡す前、監視アプリを仕込んでいたのだ。しかし特に収穫はなく、ジョーは次の問題に向き合うことにする。
ジョーはフォーティによる素晴らしいヒントを実現させるため、ラブを自宅に招待。ラブが子供時代によく食べていたという思い出の朝食を振舞った。
感動したラブは思わずジョーにキスをするが、ジョーは「そんなつもりじゃないんだ」と煮え切らない態度をとってしまい、ラブは怒って帰っていく。
またしても、ジョーもラブの関係は振り出しに戻ってしまった。
ラブが出ていった後、今度は外で植木にゲロを吐くエリーに遭遇。話を聞くと、ヘンディを含めて数人で映画を見ていると、食事を口にした途端意識がなくなり、目を覚ますまでのことを覚えていないという。
「デライラには言わないで」と口止めするエリー。姉妹のことを見ているだけでいられなくなったジョーは、ついに自分が動くことを決意する。
まずは多くの秘密が眠っているであろうPCを入手しようと目論むジョー。しかし今回はピーチの時のようにすんなりと手に入れることは難しい。
仕方なくヘンディと親しい人間に取り入ろうと考えたジョーは、ヘンディの知り合いだという無名の役者と知り合い、今夜ヘンディの家でパーティーがあるという情報を聞く。
善か悪か
これ幸いとばかりに早速ヘンディの家へ向かうジョー。しかしそこには何故かフォーティがおり、一緒にパーティーへ行くことになってしまう。
ジョーはうまくフォーティと離れてヘンディのPCを探し、見事入手。そのまま帰ろうとすると、禁酒していたはずのフォーティが酒瓶を片手に、ナイフを振り回しながら熱弁している姿が見える。
放っておくわけにはいかず、ジョーは助けに入るがフォーティは止まらない。そんなフォーティを助けたのは、意外にもパーティーの主役であるヘンディだった。
ヘンディはベロベロのフォーティをなだめ、フォーティが帰りやすいようパーティーをお開きにした。その隙にジョーがフォーティを自身のアパートへ連れて帰る。
ジョーから連絡を受けたラブが駆けつけ、フォーティをあやして寝かせる。フォーティが眠ったあと、ラブはフォーティが昔、世話係から酷いことをされた経験があるとジョーに明かした。
「私は弟と依存し合ってる。完璧な人間なんかじゃない」と悲観的になるラブに、「君にはもっといい人がいる」となだめるジョー。しかしラブの「完璧な人なんていない。だから寄り添い合うんでしょ」という一言でジョーの中で何かが変わる。
ジョーはラブにキスをし、フォーティが近くで眠っているにもかかわらずついに一線を越えてしまう。
翌朝目覚めたジョーは、改めてラブが他の女性たちと違うことを確信し、弟のフォーティとの複雑な三角関係をも受け入れようと思うのだった。
一方で檻の中のウィルとジョーにはいつの間にか友情(?)が芽生え、ジョーはPCが得意なウィルにヘンディのPCを解析させた。結果はシロ。
ヘンディは悪者ではないのか?と思い始めるジョー。しかし仕事場で話しかけてきたフォーティから「ヘンディの家には気味の悪い秘密の部屋がある」という確信的な情報を得たところで、第3話は終了。
感想
今回はジョーの世話焼き回。
フォーティにウィルにデライラ&エリー…一体どれだけの人をお世話してあげれば気が済むのか。
出てきた当初、この姉妹が前シーズンのパコのような役割になっていくのかなーと思ったら予想通り。別に放っておくこともできるのに「俺が動くしかないか」とか言っちゃって助けちゃうところがこのストーカーを憎めないポイントなんだよなぁ。
前回に引き続きどうにも危ないヤツの匂いがするヘンディというコメディアン、コイツ遭遇率高すぎないか?
空港で見かけパーティーで見かけ見に行った劇にゲスト出演…ロスってそんな狭いの?アパートの住人も行く先々で遭遇しすぎだし…。
どうやら今回、キャラクターの登場シーンはけっこう雑らしい。
檻の中のウィルは友情を通り越してもはや相棒レベル。「早く解決して俺の名前返してくれよ〜えへへ」ってな感じで、大分呑気なもんです。
恋バナはするわちょっとしたゲームするわ、挙句ハッキングまで手伝ってくれるという。
ここまで仲良くなれなんだから、ラストまでジョーに殺されるなんて展開にはならないことを祈ります。