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ブラック・ミラー 4-5【メタルヘッド】のネタバレと感想

1話完結のSFオムニバス作品「ブラックミラー」。今回は殺人ロボットにより人類が衰退した世界のお話です。

以下、ネタバレになりますのでご注意ください。

目次

ブラック・ミラー 4-5【メタルヘッド】

イヌ

“イヌ”と呼ばれる殺人ロボットにより人類が衰退した世界。ベラは仲間のクラーク、トニーと共に、もうすぐ死を迎える幼い子供のため、あるものを盗む計画を立てる

無人の倉庫に侵入し、目的の物が入った箱をトニーと運ぶベラ。しかし箱の後ろにはイヌが隠れており、イヌの攻撃によってトニーは命を落とす。

倉庫から逃げ出したベラはクラークと別々の車に乗り逃げるが、足の速いイヌはクラークの車に追いつき、彼もまたイヌにより惨殺される。

イヌはクラークの乗っていた車を乗っ取り、ベラの乗る車を攻撃する。格闘の末ベラは車ごとイヌを崖から落とし、命からがら逃げ延びるのだった

イヌに埋め込まれた追跡チップを自力で取り出し、無線機で他の生き残りを探すベラ。運良く無線機の向こうには人の気配があり、ベラは家族への伝言を言付け再び足を進める。

イヌの気配を感じ、高い木の上へ逃げるベラ。案の定現れたイヌは木に登ることができず、ベラが降りてくるのを下でじっと待つ。

ベラは持っていた飴をイヌにぶつけ、イヌが油断した隙をつき木から降りて逃げ出す。

民家を見つけ出し、中へ逃げ込むベラ。寝室には人の遺体があり、ベラはすぐ側に置いてあった銃を手にする。

ついにイヌは家の中まで侵入してくる。銃を放つもイヌの攻撃を受け、ベラは意識を失ってしまう。

目を覚ましたベラは自分が生き延びられないことを悟り、無線機に家族への最後の言葉を残し、自らの命を断つ

ラスト、ベラが死期の近づいた子供のために命懸けで盗みにいったものの正体--クマのぬいぐるみを映し、物語は終了する

感想

これをここまで読んでくれた人、まずはどうもありがとう。イヌやらクマのぬいぐるみやら、よくわからないと思ったでしょう?
書いてるこっちもわかりません。。
鑑賞するのは2度目だけど、2回見たってさっぱりわからない…。

ブラックミラー作品は、全体的に社会に対しての皮肉や風刺が多くメッセージ性の強い作品がほとんどですが、この「メタルヘッド」って作品に関してはどうもそういうものが一切感じられない。ブラックミラー作品は全部見ていますが、今のところこれがワースト1です。

今回は考察というよりただの不満みたいになっちゃうけど、とにかく謎が多すぎる!!
大体のブラックミラー作品は世界観やシステムについての説明が登場人物の会話なんかで明かされますが、今作に至ってはそういうの全くわかりません。

あのイヌって呼ばれてるゴキブリみたいな見た目のロボットは何なの?
なんで人を攻撃するの?
ベラが伝言残してる家族は一体どこにいるの?
そもそももうすぐ死んじゃうジャックって誰の子なんだよ!!

と疑問は山ほどあるものの全然わからず、ラスト命懸けで取りに行った物がテディベアだったとだけ明かされて終わります。いつかロボットに人間が支配される時代がくるとでも言いたいのか…?と考えられなくもないけど、相手が人型AIとかならまだしも謎のゴキブリ型ロボットですから…。

更にこの作品、ブラックミラーには珍しく終始モノクロで描かれています。狙いなのかどうかは不明として、これがまた作品の理解度を下げているんですよね…。

っていうのも、ベラが人の住居に侵入するシーンのほとんどが見えない!
引き出しをゴソゴソして何かを手に取るんだけど見えない、ベッドの上の遺体の状態も見えない。

よくできた作品だったらこういう表現の仕方は関心するところなんでしょうが、わからないストーリーの上に視覚的なわからないが上乗せされると、もはや理解不能の域に達します。

ちゃんと考察したら新たな発見があるのかもしれませんが、この作品の製作者はそこまで考えていないような気がする。これをよく良作揃いと言われるシーズン4に持ってきたなと思いますが、よくよく考えれば「良作の間にさりげなく紛れさせた」っていう表現が正しいかなと思いました。

文章じゃ伝えられる自信がないのでご自分の目で確かめて見てくださいね!と言いたいところですが…正直これを見るなら他の作品の鑑賞を強くおすすめします。

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