ブラック・ミラー 3-2【拡張現実ゲーム】のネタバレと感想

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Black Mirror

1話完結のSFオムニバス作品「ブラックミラー」。シーズン3の2話目である今作は「バーチャルリアリティー」がテーマです。

以下、ネタバレになりますのでご注意ください。

   

退屈な家を飛び出し、世界各地を巡る旅を楽しむクーパー。最後の旅先であるロンドンで、彼はソーニャという魅力的な女性に出会う。

ソーニャと一夜を共にした翌日、クーパーのスマホに電話がかかってくる。着信相手は彼の母親だ。

電話に出ようとしないクーパーをソーニャが促すと、彼は父親が亡くなっており、旅に出た本当の目的は母親とどう接したらいいかわからないこと、それから出来るうちに思い出を作っておきたかったからだと打ち明ける。

   

クーパーが金を引き落とそうとすると、何者かにハッキングされ口座が空になっていることが判明。ソーニャに連絡をとり、宿を恵んでもらうことに。

クーパーは旅先で金に困る度、あるサイトを利用して短期の仕事で金を稼いできたとソーニャに話す。「これなんかどう?」と彼女が見つけ出したのは、「サイトウゲーム」という名の大手ホラーゲームメーカーのテストプレイの仕事だった。

報酬も良く、ソーニャの後押しもありクーパーはこの仕事を受けることにする。

   

早速サイトウゲームへやってきたクーパーは、ケイティという女性に案内されることになる。分厚い契約書を読み上げるケイティだが、ページが足りないことに気づき席を外す。

その隙にクーパーが近くにあるバッグを開けると、中にはなんと医療機器が入っていた。すぐさま写真をソーニャに送るが、ケイティが戻ってきてしまいそれ以上の詮索は不可能だった。

頭に器具をつけられ、首の後ろにチップのようなものを埋め込まれるクーパー。今回のゲームは、バーチャルリアリティよりも現実に近いものだという。

 

 

 
 

 
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すると、何故か電源を切らせたはずのクーパーのスマホが鳴る。再度電源を切り、改めてクーパーのテストプレイが開始される。

クーパーの目の前にはまるで本物のようなアニメキャラクターが登場し、机には5つの丸い穴が空いており、超立体的なモグラ叩きゲームが始まる。しかし、実際机には5つの丸いカードが置かれているだけで、モグラが見えているのはクーパーだけ。

 

 

 
 

 
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テストプレイは難なく終了するが、この後もっと本格的なβ版のゲームも試してみないか?とケイティに持ちかけられ、ゲームを気に入ったクーパーは二つ返事で了承。

   

その後、ゲーム開発者であるショウ・サイトウとも顔を合わせる。「今開発者中なのは、ユーザー1人1人に合わせたホラーゲームだ。君個人だけを怖がらせる」とサイトウは語った。

サイトウの合図でクーパーは再び装置をつけられ、テストプレイが再開される。すると今度は会社の外の古めいた屋敷に案内される。

今回のテストプレイはどれだけの間この屋敷で耐えられるかを見るという。連絡をとるためのイヤーピースを渡され、クーパーは屋敷に1人きりに。

余裕のクーパーだったが、大きなクモや苦手な人物の幻影、更に人の足音のような幻聴が聞こえたりと、徐々に精神が不安に包まれていく。

次にクーパーを襲ったのは、人と同じくらいの大きさのクモの化け物。更にはケイティとの無線も途絶えてしまう

突然ドアを大きく叩く音がし、クーパーが恐る恐る扉を開けると…そこにいたのはソーニャだった。

幻影だと疑うクーパーだったが、ソーニャは「ショウ・サイトウは人の脳を操る特許を取得している」とクーパーに危険を知らせにやってきたという。

「あなたと同じサイトに登録した5人が行方不明になっている」とソーニャは続けるが、クーパーはなお目の前のソーニャを本物だと認めない。するとソーニャの態度は急変し、引き出しからナイフを取り出す

「なぜ口座がハッキングされたと思う?」
「あなたをこのバイトに導いたのは私」
「あなたは私じゃなくお母さんに電話すべきだった」

そう言いながら追いかけてくるソーニャをかわしていると、今度は先程の巨大クモがクーパーの目の前に現れ、その隙にソーニャに背中を刺されてしまう。

そのままソーニャと揉み合いになり、ソーニャの顔は変形し化け物のような姿になる。間一髪のところで化け物を刺し殺すと、化け物の姿や血、傷は消え、ケイティと無線が繋がる。

「痛みは感じないと言ったろ!」と動揺するクーパーだが、そんなはずはないとケイティは言い張る。クーパーはゲームを降参し、アクセスポイントである部屋まで案内されるが、「この先に何か悪いものがある。母親がいるかもしれない」とあと一歩のところで止まってしまう。

ケイティに促され、ドアを開けるクーパー。しかしそこにアクセスポイントなどはなく、あなたを騙したのよとケイティが言う。

お母さんはどんな顔をしてるの?
なぜお母さんに電話しなかったの?

責め立てる声にクーパーは錯乱し、近くにあったガラスの破片も手に取り無理やりチップを外そうとするが、寸前のところでスタッフに取り押さえられる。ケイティがゲームのシャットダウンを試みるが失敗し、クーパーは「自分が誰なのかわからない」と錯乱し続ける。

 

 

 
 

 
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代表であるサイトウはクーパーに謝罪の言葉を述べるが、クーパーはサイトウのことも覚えていない。サイトウの指示で、クーパーは「やめろ!」と叫び続けながらスタッフに引きずられていく。

   

次の瞬間、クーパーはケイティとサイトウと一緒に器具をつけられた部屋で目を覚ました。ケイティによれば、クーパーがこのゲームに耐えた時間はわずか1秒だという。

「脳への刺激が強すぎた」とサイトウに謝罪され、やっとのことで悪夢のテストプレイは終了し、クーパーは待ち望んでいた自宅へ帰ることとなる。

我が家へ戻り、いよいよ母との再開の時。クーパーが母の前に姿を表すと、クーパーの顔を見るなり母親は「クーパーに電話をしなきゃ」と電話をかけ始める。母親はクーパーが家を開けている間、気を病んでしまっていたのだ

クーパーは母親に向かい、何度も「母さん!」と叫んだ。

   

次の瞬間、クーパーは1番初めにテストプレイを受けた場所で、頭に装置をつけられながら痙攣していた。クーパーの隣では、彼の母親からの着信が鳴り響いていた。

動かなくなったクーパーの隣で、サイトウとケイティが「原因は電波干渉だろう」と話をする。ケイティはクーパーのクラッシュ情報を書き込み、動かなくなったクーパーが白い布に包まれ運ばれていくシーンで、この物語は終了する。

   



前話「ランク社会」とは打って変わって、またもやブラックミラーらしい雰囲気に戻った今作。今回のテーマはみんな大好きゲームの世界でした。

   

現実をおざなりにし、ゲームの世界に入り込んでしまったクーパーの行く末は、あまりにも無残。ラスト、直接的な描写はなかったものの、やはりクーパーは死んでしまったんだろうか?

もはや何が現実で何がバーチャルなのかわからなくなる後半はスリルたっぷりで、特に帰ったら母親が精神を病んでる…なんて恐ろしいのなんの。母親に限らず、大事な人とはきちんと向き合えるうちに向き合おうと思わざるを得ないですね。

それからもう1つの教訓。スマホの電源、切るべき場所では切っとけ。

   

余談ですが、今作に出てきたショウ・サイトウ役の俳優さんは日本人の山村憲之介さんという方で、作中でも日本語を話すシーンがあったのが印象的でした。

 

 

 
 

 
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Marsha Maya(@jaomae_andaman)がシェアした投稿

私は未鑑賞ですが、ウルヴァリンSAMURAIなどにも出演されているそうです。普段日本のドラマはあまり見ないけど、海外の作品に日本人の俳優さんが出ているとちょっと嬉しくなる。不思議。