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【13の理由3-4話のネタバレと感想】銃を隠し持っていたタイラー

~ざっくり登場人物紹介~

クレイ:自殺したハンナに恋していた少年。同級生のジャスティンと兄弟になる。

ジャスティン:運動部の人気者でジェシカの元恋人。複雑な家庭環境で育ち、現在はクレイの兄弟に。

ジェシカ:美人のチアリーダーでジャスティンの元恋人。ブライスにレイプされた過去がある。

ブライス:金持ちの息子で運動部の人気者。ジェシカをレイプした罰を受け他校に転校するも、水死体となって発見される。

以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。

目次

13の理由 シーズン3 4話 「怒れる若い男」

怪しげな紙袋

地元の新聞を見たジャスティンにブライスの死因は銃殺だったと知らされるクレイ。トニーからタイラーがまだ銃を所持していたと聞いたクレイは、ブライス殺害の容疑者として彼を思い浮かべる。

クレイ、アニ、そして久しぶりに学校に登校したトニーは、3人でタイラーの様子を監視する。銃が入っていると思わしき怪しげな紙袋を肌身離さず持ち歩くタイラー。

タイラーは怪しいが殺す動機がないとクレイたちが話していると、ザックがタイラーにダンスパーティーでの一件をブライスが知っていると話してしまったことを打ち明ける。

銃を受け取るためタイラーの家を訪れたクレイは、タイラーが席を外している間、彼のPCの中にブライスの遺体の写真があるのを見てしまう。

戻ってきたタイラーに「ブライスを撃ったんだろ!」とまくし立てるクレイ。タイラーは部屋に隠し持っていた銃を取り出しながら真実を語る。

タイラーの真相

タイラーが銃を隠し持っていたのは他でもない、自分自身を撃つためだった。しかし引き金を引けなかったタイラーは、別の方法で苦しみを終わらせようとする。

タイラーは酷い性的暴行をしたモンゴメリーに「謝罪しろ」と詰め寄るが、モンゴメリーは半笑いで「ブライスの指示でやった」と言う。

銃を片手に全ての元凶であるブライスの家にやってきたタイラー。しかしブライスは指示を出すことはおろか、タイラーの身に起きたことも知らない様子。

「撃ちたいなら撃て」と丸腰のブライスに困惑するタイラー。「俺は人を苦しめた。やり直しも無理だ。許して貰えない」と呟くブライスを、タイラーは撃つことができなかった。

“変わりたいと願えど人に信じて貰えない”とブライスと同じ心境に陥り苦しんだタイラーは、橋から身投げしようとする。すると川にブライスの遺体があるのを発見。タイラーは遺体の第一発見者で、警察に通報したのも彼だった。

「朽ち果てたブライスの遺体を見て、まだ生きていたいと願う自分の気持ちに気づき、銃を処分しよう考えた」と語るタイラー。

タイラーはクレイに例の紙袋を手渡す。紙袋の中身は、以前クレイと一緒に見た映画に出てきた古いカメラ。自分を救い出してくれたクレイへのプレゼントだった。

本当の死因

タイラーは犯人ではなかったと仲間に告げるクレイ。するとジャスティンがブライスの死因が銃殺というのは誤情報で、本当の死因は後頭部を殴打されたことによるものだとネットニュースを読み上げる。

警察が凶器を見つけるため遺体が発見された川を捜索しているという情報を聞き、焦るクレイとトニー。そこは以前2人がタイラーの銃を捨てた場所だった。

タイラーから預かった銃の処分に困るクレイに「俺が何とかする」とジャスティンが声をかけ、クレイは銃を託す。

その頃、警官である父親の車の中でブライスの事件の捜査現場を見ていたアレックスは、川の中から大量の薬瓶が発見されたことで動揺する。

その他の出来事

タイラーの悪夢を見るクレイ

ダンスパーティーでの一件の後、タイラーの悪夢を見るようになったと本人に告げるクレイ。「もしあの時僕が間違った事を言ってたら、僕を撃ってた?」とクレイが尋ねると、タイラーは「わからない」と答える。

セスに銃を向けるジャスティン

セスに脅され大金を払ったジャスティンは、クレイから預かったタイラーの銃をセスに向け「二度と近づくな」と脅す。

モンゴメリーと殴り合いになるザック

ザックとジャスティンがアメフト部のロッカールームでタイラーの名を出していると、モンゴメリーがザックを「タイラーとヤってるのか」と茶化し、2人は殴り合いの大乱闘になる。

葬式でのデモを提案されるジェシカ

ジェシカ主催のグループのメンバーであるケイシーは亡くなったブライスに更なる罪を償わせるべく、ブライスの葬式でデモをやろうと言い出し、ジェシカは言葉に詰まる。

支援者として会合に同席していたタイラーは反対するが「被害者でもないのに調子にのらないで」とケイシーに反論される。

感想

やはりタイラーは犯人じゃなかった。
散々疑われた紙袋の中身はクレイへのプレゼントだったって泣けてくる。

タイラーがあの後学校のトイレを使えなくなっていたという事実が悲しい。しかしながら自分を酷い目に合わせたモンゴメリーに直接謝罪を求める姿は勇敢でした。

みんなに守られながらも、“誰も自分が変われると信じてくれない、本当の友達だと思ってない”と孤独を抱え続けていたタイラー。トニーに「お前を守るのはバレたらみんながマズいと事になるから」と言われた時も、寂しげな表情を浮かべていました。

“過去に起きたことは決して変えられはしないが、人は変わるために努力することができる”という事実は決して忘れてはいけないと思いました。これは事件などに限った話ではなく、実生活の人間関係も然り。

そしてタイラーと同じ孤独を抱えながらも誰からも気にかけてもらえなかったブライス。クレイやジャスティンがタイラーを助けていることに感して「あいつらは立派だ。俺も誰かに助けてもらいたかった」と呟いた言葉が印象的でした。

タイラーが繰り返し聞いていた「例の件は片付けておいた」というボイスメッセージは、タイラーに起きたことを知ったブライスが何らかの対処をしたのでは?そしてその裏側には、自分もクレイやジャスティンのように誰かを助けられる人間になりたいという思いがあったのではないか?と推測します。

しかしタイラーの言った言葉の通り、死んでしまったブライスはもうどんな人間にもなれない。本気で変わりたいと願うなら、自分が人を苦しめたという事実以上に人を助けることだってできたかもしれないのに、その可能性が摘み取られてしまったことが残念です。

ジェシカが立ち上げたグループでは、過激なケイシーが死んだブライスになおも罪を償わせようとブライスの葬式でデモを起こそうと言い出します。視聴者側はブライスが変わろうとしていたという事実を見せられている故、死してなおも冒涜するのはやめて欲しいと願ってしまう。

っていうかこのケイシーってキャラクター、流石に過激すぎ。

ブライスの捜査では謎の薬瓶が大量に発見され、アレックスが何故か焦っていたので次は彼の話でしょうかね。もう「どうせ犯人じゃないんでしょ?」って展開はだんだんわかってしてしまったんだけど…。

まだまだ先は長いので、真相解明には時間がかかりそうです。

続きは第5話へ。

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