~ざっくり登場人物紹介~
ウィル:グリー部の顧問。妻の妊娠により教師を辞めかけるが戻ってくる。
レイチェル:グリークラブの部員。歌は上手いがウザい性格の嫌われ者。
フィン:グリークラブの部員。アメフト部の人気者でイケメン。
スー:チアリーディング部の顧問。ウィルに対抗心を燃やす。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
glee シーズン1 5話 「新旧アイドル対決」
エイプリル・ローズ
グリーを辞めてしまったレイチェル。練習中、メンバーたちはやはりレイチェルがいないとダメだと言い出す。
ある日ウィルがテリと店でランチをしていると、ボーカル・アドレナリンのメンバーに遭遇。彼は普通ならとっくに高校を卒業している歳だが、グリーのためにわざと何年も留年しているという。
その手があったか!と思いついたウィルは、エマに頼んで15年前にグリークラブに在籍していたエイプリル・ローズという人物の資料を入手する。エイプリルはウィルの初恋の相手で、当時高校を中退していた。
「過去に関わった人を探るのは危険。失望することになるかも」とエマはウィルに警告をするが、ウィルは聞く耳を持たずエイプリルのHPからメッセージを送る。
早速会う約束を取り付け、エイプリルの家を訪れるウィル。家は豪邸で、ウィルはセクシーで奔放なエイプリルに戸惑う。
しかし2人で話していると、突然物件の見学者が訪れる。酒を片手にあたかも自分の家のように振舞っていたエイプリルは、実はただの不法入居者だったのだ!
追い出された家の前に座り、「何故こんなことになったの?」と尋ねるウィル。「簡単に言うと、道を誤ったのよ」とエイプリルは答える。
高校中退後当時の恋人とブロードウェイを目指したエイプリルだったが、恋人には浮気され、気づいたらウェイトレスの仕事をしていたという。
ウィルはエイプリルを自分のスペイン語のクラスに入れ、高校を卒業する手助けをしたいと申し出る。しかし本当の目的は、グリーの花形だったエイプリルを引き込んでグリーの大会に勝つためだった。
早速グリーのメンバーにエイプリルを紹介するウィル。年齢の差がありすぎるエイプリルの姿に唖然とし、「レイチェルの代わりにはならない」と厳しい意見を述べるグリー部員たち。
エイプリルはミュージカルナンバーの”Maybe This Time“を完璧に歌いこなし、部員たちを圧倒させる。
授業の後、エイプリルを呼び出すウィル。生徒たちは自分ばかり目立とうとするエイプリルを歓迎しておらず、「みんなと馴染めるよう努力をしてみてくれないか?」とエイプリルに告げる。
それを聞いたエイプリルは、酒を飲ませたりお色気作戦を使ったりと、様々な方法で生徒と仲良くなろうとする。しかし酒に酔ったカートがエマに嘔吐物をひっかけたことにより、エイプリルの悪影響が発覚するのだった。
フィンとレイチェル
エマの相談室に呼ばれるフィン。ウィルからフィンの妊娠騒動を聞いたエマは、アメフトよりグリーを頑張った方が大学の奨学金を貰いやすいかもとアドバイスをする。
まずは州大会で優勝するため、レイチェルがグリーに戻るよう説得してみたら?と言われたフィンは、早速レイチェルに「台詞の練習相手が必要だったら手伝うよ」と話しかける。
後日、台詞合わせをするレイチェルとフィン。フィンは「気分転換にボウリングでも行かない?」とレイチェルを誘う。
ミュージカルの主役に抜擢されたレイチェルだったが、実はサンディに「このド下手!」「最低よ」と毎日罵声を浴びせられており、落ち込んで泣いているところにエイプリルがやってくる。
フィンをかわいいと褒めるエイプリルにレイチェルは怒りが爆発し、「あなたの存在は浮いてる」と言う。しかしエイプリルはレイチェルのような小娘の言葉など気にも止めないのだった。
約束通り、フィンとボウリングにやってくるレイチェル。
2人でピザを食べながらグリークラブの話をする。「評価してもらえないところにいても無駄」と話すレイチェルに、フィンは「俺は評価してる」と返すフィン。
いい雰囲気になった2人はキスをし、フィンはレイチェルに「戻ってきて欲しい」と告げる。フィンとの恋が実ったと勘違いしたレイチェルは、フィンのためミュージカルを辞めてグリーへ戻る決意をする。
そして同じボウリング場に、ウィルとエイプリルの姿も。ウィルはエイプリルに「他の生徒に悪いことを教えるなら辞めてもらう」と告げ、エイプリルは「これから改心する」と答える。
わだかまりは消え、実は高校生の時エイプリルに片思いしていたことを告白するウィル。グリー在籍時代、ずっとエイプリルと歌うのが夢だったと話すウィルをエイプリルがステージに引っ張り、2人は”Alone“をデュエットする。
グリー部初公演
クインの妊娠をパックから知らされるグリー部員たち。そこへ「戻ったわよ!」とウキウキのレイチェルがタイミング悪く登場し、クインが妊娠したこと、父親はフィンだという話を耳にしてしまう。
廊下でフィンを見つけるやいなや、顔をビンタするレイチェル。フィンは自分の将来のためにやったことだと正直に打ち明ける。
怒ったレイチェルは「グリーには絶対戻らない!」と再び踵を返してしまうのだった。
待ちに待ったグリーの初公演の日。ウエスタン風のコスチュームを身にまとったニュー・ディレクションズは観客の前で”Last Name“を披露する。
しかし第一幕が終了したところでウィルはエイプリルが飲酒していることに気づき、「君はもうステージに上がらせない」と告げる。エイプリルも「私も場違いだと思った。スポットライトを浴びる権利はみんなにあるのに」と涙を流し、エイプリルはマッキンリーを去っていく。
第一幕は大成功し、興奮する生徒たちにエイプリルは辞めたと告げるウィル。第二幕は中止するしかないとウィルが口にした時、レイチェルが姿を現す。
こっそりと観客席で公演を見ていたレイチェル。サンディのミュージカルは辞めてきたというレイチェルは「私が代役になる」と良い、晴れてグリークラブに復活!
レイチェルが戻り、公演の第二幕で”Somebody to Love“を披露するシーンで第5話は終了。
感想
今回はトンデモ酒乱おばちゃんエイプリル・ローズ回。今後もゲストとして度々出演するエイプリルですが、彼女の役を演じるクリスティン・チェノウェスは、実はめちゃくちゃ実力のあるミュージカル女優さんです。
こんなキャラクターだったからに彼女の歌声に驚いた人も多いでしょう。
エイプリルとレイチェルは”Maybe This Time“を交互に歌いますが、やっぱりエイプリル上手い!レイチェルももちろん上手ですが、抑揚のつけ方、感情のこめ方が全然違う。
良くも悪くも奔放すぎるエイプリルのキャラは嫌いって人も多いけど、私は割と嫌いじゃないんだよね。不法侵入がバレた時の、あの悪びれもせず「酒だけ持っていかせてすぐに出ていくから!」みたいなの、いかにもアメリカのコメディらしい。
レイチェルとフィンはだんだん関係性がこじれてきましたが、今回はレイチェルの台詞合わせのシーンが好きでした。
レイチェル「彼と寝てるの」
フィン「俺もだよ」
一体どんな芝居なの?
ラストにニュー・ディレクションズが歌うのは、一時期前に話題になったQueenの”Somebody to Love“。普段から好きで聴いていて、「ボヘミアン・ラプソディ」を見た直後にもう一度グリーver.の動画も見ましたが、やっぱりこのパフォーマンスはいい。
フィンのCan~の歌い出しから最高だし、最後メルセデスのシャウトで終わるのも好き。ニュー・ディレクションズの良さが詰まってる1曲です。
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1-5話の使用曲リスト
Maybe This Time/レイチェル,エイプリル
Alone/ウィル,エイプリル
Last Name/ニュー・ディレクションズ,エイプリル
Somebody to Love/ニュー・ディレクションズ