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【13の理由4-8話のネタバレと感想】怒れる生徒のストライキ

~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:自殺したハンナに恋していた少年。酷い悪夢と幻覚に悩まされる。
アニ:クレイの元恋人。ステイしていたジェシカの家を出ていく。
ジャスティン:運動部の人気者でジェシカの元恋人。薬物依存を克服したはずだったが…。
ジェシカ:美人のチアリーダーでジャスティンの元恋人。現恋人はディエゴ。
ウィンストン:ヒルクレスト高からの転入生。冤罪を着せられたモンゴメリーの真相を探る。
ディエゴ:アメフト部員でジェシカの恋人。ウィンストンと共にモンゴメリーの真相を探る。

以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。

目次

13の理由 シーズン4 8話 「合否」

合否の通知

取調室で事の真相を聞かされるクレイとトニー。タイラーは警察に協力し、銃の売人を捕まえるための囮役を演じていたのだった。

大学の合否の発表のシーズンになり、クレイらの元へも次々と通知が届く。クレイは朝食の席で、仲間たちの間で秘密の暗号として使っていたある歌手の名前を突然両親が口にしたことに違和感を覚える。

ジェシカに宛てたブライスの謝罪テープを入手したウィンストン、エステラ、ディエゴ。ウィンストンはジェシカがブライス殺しの犯人なのではと疑うが、彼女に本気で惹かれるディエゴは信じようとしない。

2度目のボクシングの試合に勝利したトニーは、ネバダ大学のボクシングコーチからスカウトを受けるも、頑なに大学入学を拒む。

カフェのバイトをクビになったというジャスティンの元へ訪れるジェシカ。彼女の現恋人であるディエゴといつまでもドラッグを断ち切れない自分の姿を比べ自信喪失したジャスティンは、悲しげにジェシカを突き放す。

暴動

不自然な様子でディナーへ出かけていく両親を怪しみ、後をつけるクレイ。2人が入っていったのは、なんとクレイらの通う高校だった。

子供を監視するためのアプリについて保護者に説明をする学長のファウンドリー。警察と学校が連携して制作したアプリにより、クレイらの行動は親に筒抜けになっていたのだった。

クレイはこの事実を仲間に伝えようとするも、彼の話に耳を傾けたのはジェシカ1人だけ。

ジェシカへの疑念を振り払うように「お前が犯人だ」とジャスティンに詰め寄るディエゴ。やがて2人は殴り合いの喧嘩に発展し、在中警官が止めに入るも、警官は白人ではないディエゴのみを拘束する。

恋人が理不尽に連行される様子を目の当たりにし、大勢の生徒の前で学校の体制に不満の声を上げるジェシカ。校長に見せつけるようにクレイとジェシカが学校から出ていくと、他の生徒もたちもその後に続く。

やがてジェシカを筆頭に、大勢の生徒が列を成し在中警官排除のデモに発展する。しかし学校側も折れず、武装警官が生徒の前に立ち並ぶ。

ジェシカが合図すると生徒は一斉に警官に物を投げつけ、警官は生徒の体を無理やり拘束しようとし、デモは過激さを増す。警官に攻撃されたジェシカに駆け寄り、暴動から遠ざけるジャスティン。

リーダーを失い混乱した生徒が逃げていくなか、今度はクレイが拡張器を手にし生徒をまとめ、再び体を張って警官に立ち向かう。暴動は何者かが校長の車に火を放ち、車が爆破したことで収束する。

一連の経緯をカウンセラーに話すクレイ。カウンセラーは校長から預かったという”ある動画”をクレイに見せる。

動画に写っていたのは、校長の車に火を放つクレイの姿。カウンセラーに記憶の有無を問われるも、クレイは身に覚えがないと答える。

都合の悪い記憶を自分自身にすら隠していたという事実をカウンセラーに見抜かれたクレイ。職員室の落書き、監視カメラの破壊、キャンプでの仲間への脅し…一連の出来事は全て、クレイ自身が手を下した事だと判明する。

その他の出来事

テディに救われるトニー

タイラーを助けるため警官に突進していき、危うく逮捕されそうになったトニーを助けたのは、ボクシングのコーチでもある保安官のテディ。彼がトニーに手を差し伸べるのは、若い頃の自分の姿と重なるから。ネバダのコーチにスカウトを依頼したのも彼だった。

校内で暴れ回るザック

ほとんどの生徒が外へ出ていく姿を冷めた目で見つめるアレックスとザック。度重なる問題に嫌気のさした2人は、バット片手に校内をめちゃくちゃに破壊して回る。

校長室に到達したザックは、校長の机の上に自分に関する資料を発見。やがて警官に追いつかれると、アレックスを逃がし1人きりで立ち向かう。

感想

冒頭から何のSF映画が始まったのかと…。

突如クレイやブライスが登場人物のよくわからないSFコントが始まってしまって、まあ夢オチなのはわかっていたけどなんだか一気に気持ちが冷めてしまった。

タイラーが無実なのはわかりきった事でしたが、彼が警察に協力していたと知ったもなお「ダンスパーティーでの一件バレてないよね?」とどこまでも信じようとしないクレイとトニー。タイラーはそろそろ怒っていい。

前半ではそれぞれに大学からの合否の通知が。結果、ジェシカ以外はみんな志望校に合格?

ジェシカも第1希望ではないものの滑り止めで受けた学校に合格していたようなので、これでトニーもスカウトを受けることになったら全員が大学進学になるのかな。

後半は保護者が学校と手を組んで子供に監視アプリを入れていたという恐ろしすぎる事実が発覚し、クレイらの学校に対する不信感が爆発。ついには暴動にまで発展してしまう自体に。

ジェシカが生徒たちの前で校長に詰め寄り、そこにクレイがしたり顔で先導きって学校から出ていく姿は、なんか別の青春ドラマを見ているような、ちょっとむず痒いような見てるこっちが恥ずかしい気持ちにさせられました。

暴動シーンはもうギャグなんじゃないかな、って程クスッとくる箇所が満載。必死な顔でうろついているだけのディエゴ、警官に取り押さえられ「フゥー↑」と盛り上がっているパンク野郎のサイラス。(ちゃっかりタイラーもサイラスたちと一緒に盛り上がってる)

暴動のキッカケを作った身でありながら幾度となくお互いを助け合うディエゴとジャスティンは仲が良いのか悪いのか。敵対する立場にあれど、やはりチームの仲間としての見えない絆があるんでしょうか。

しかし、生徒が武装警官に抱えられ取り押さえられたり、ジェシカが棒のような武器で叩かれたり等、痛々しいシーンもしばしば。学校でこんな事が行われるのなんてまずありえないでしょうが、時々ニュースなんかで見る海外のデモの映像そのもので、力で制圧されることの理不尽さを思い知らされるようでした。

ラストでは校長の車の爆破、及び一連の不可解な出来事はクレイが犯人だったと判明。まさかキャンプの時、みんながいる小屋を斧で音を立てて脅かしていたのまでクレイの仕業とは思わなかったけど…落書きと監視カメラはね、知ってた。

といってもクレイ本人はカウンセラーの言う”自分自身に嘘をついていた”という表現さながら、その時の記憶というのがすっぽりと抜けている状態。一連の出来事も思い出したというよりは、”僕が犯人なのか?”と疑念を抱いている段階の様子。

多重人格とかではなさそうですが、幻覚・妄想以外にも何らかの精神疾患を抱えていると考えて間違いなさそう。残すところあと2話、自身の真相を知ったクレイは一体どうなってしまうのか。

続きは第9話へ。

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