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【13の理由4-7話のネタバレと感想】ジャスティンの悲劇

~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:自殺したハンナに恋していた少年。酷い悪夢と幻覚に悩まされる。
アニ:クレイの恋人。現在はジェシカの家に一緒に住む。
ジャスティン:運動部の人気者でジェシカの元恋人。薬物依存を克服する。
ジェシカ:美人のチアリーダーでジャスティンの元恋人。
ウィンストン:ヒルクレスト高からの転入生。冤罪を着せられたモンゴメリーの真相を探る。
ディエゴ:アメフト部員。ジャスティンと別れたジェシカに近づく。

以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。

目次

13の理由 シーズン4 7話 「大学の面接」

脱走

学校での騒動の後、そのまま入院となったクレイ。明日に大学の面接を控えるも、依然外出許可は降りぬまま。

ジェシカはクレイへの酷い仕打ちを校長に抗議。生徒会長である自分が学校側とグルになっていると他の生徒に疑われていることを明かす。

アレックスは自宅にやってきたディアス保安官と父親の話を盗み聞きし、保安官が未だブライスの事件を独自で捜査していることを知る。

クレイは看護師の目を盗み病院の外へと抜け出し、母の看病のため街を離れていたアニと再会。疑惑通り、クレイの願書を勝手に書き換えブラウン大に提出したのはアニの仕業だと発覚する。

ステイ先のジェシカの家に戻ったアニは、冷たい態度をとり続ける彼女にかつてブライスと関係を持ったことを改めて謝罪し、この家を離れることを決意。

ボクシングのコーチで保安官のテッドに会うため警察署を訪れたトニーは、タイラーが近々売人から銃を買うという情報を警察が掴んでいることを知る。

行き場を無くし、夜な夜なカウンセラーの家を訪れるクレイ。彼に不安な胸の内を吐露した後、無事両親に家へと連れ帰られる。

大学の面接

ジャスティンは授業中、保安官であるアレックスの父に呼び出され、母親が薬物中毒で死亡したと知らされる。

大学の面接を受けるジェシカ、アレックス、ジャスティン。アニは面接中受けた質問から、相手に望まれる自分になろうとする自身の八方美人な性格を痛感する。

予定通りブラウン大の面接を受けられることとなったクレイは、面接官に友人への想いを熱く語る。

面接の後、ブライスの母ノラと再会するアニ。ノラはブライスのために貯めていた進学資金を使って欲しいとアニに申し出る。

トニーからタイラーの一件を聞いたクレイは、彼が取引をすると推測されていた場所で張り込む。ほどなくしてタイラーが現れ、2人は彼が銃の売買をする場面に突撃。

すると背後から数台のパトカーが現れ、動揺した売人の男がクレイらに向けて銃を発砲する。

その他の出来事

ディエゴに殴られるザック

ウィンストンに秘密を暴露したことにより、ディエゴに脅されるザック。ある夜ザックはディエゴらアメフト部員を埠頭へ呼び出してわざと挑発し、あの夜のブライスのようにボコボコに殴られる。

チャーリーを避けるアレックス

キスから交際に発展したと思っていたチャーリーだったが、アレックスは否定し彼を避け続ける。

感想

ジャスティンは一体どこまで不幸にされてしまうのか。

貧困、虐待、薬物依存からやっと解放され明るい人生の幕が開けたと思ったら、手を差し伸べてくれたはずのクレイに嫉妬され、新たな家族からの信用も損なわれ、挙句の果てに母親の訃報…。薄暗い部屋で声を押し殺して涙を流す姿は、ドラマだとわかっていても胸が苦しくなる。

クレイは自分の問題に精一杯、愛する人であるジェシカは情報収集のためと言い訳しディエゴと恋人ごっこを楽しんでいて、誰もジャスティンの苦しみに気づきさえしないことが悲しい。面接官に語った言葉、裕福なクレイの両親にぶつけたやるせない怒り。

不幸続きの彼の境遇を見ていると、やはりどんなに抗えど生まれた環境に打ち勝つことはできないのか…と、辛辣すぎる現実を突きつけられたような気持ちになります。

今回久々に登場したアニは、面接シーンを通して今まで全く掴めなかった本心が浮き彫りに。シーズン3では誰にでもいい顔しようとする彼女がどうも好きになれませんでしたが、“相手の望む自分を演じてしまう”という本音を聞くと、今までの言動にも納得。共感までしてしまいました。

しかし…アニに一緒に住もうと誘ったのにも関わらず冷たく接するジェシカの態度の変化に混乱。ジェシカはいつから、何がきっかけでそこまでアニに腹を立ててるの?

ラストではタイラーの取引現場に乗り込んだクレイが売人に銃を向けられ、発砲音が聞こえて「え?誰か死んじゃったの?」ってシーンで終わっていましたが、同じシーズンに2度も3度もこんな終わり方されると流石に気持ちが冷めるというか。銃に纏わるエピソードもまさかここまで引っ張られると思わなかった。

ハンナの話がメインだったシーズン1ではメッセージ性が感じ取れたのに、今はただ番外編の如くキャラクターのその後を描いているだけのようで、やはり”海外ドラマはシーズンを追うごとにつまらなくなる”の法則からは逃れられないのかなと感じてしまいます。

続きは第8話へ。

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