~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:自殺したハンナに恋していた少年。同級生のジャスティンと兄弟になる。
ジャスティン:運動部の人気者でジェシカの元恋人。複雑な家庭環境で育ち、現在はクレイの兄弟に。
ジェシカ:美人のチアリーダーでジャスティンの元恋人。ブライスにレイプされた過去がある。
ブライス:金持ちの息子で運動部の人気者。ジェシカをレイプした罰を受け他校に転校するも、水死体となって発見される。
アニ:今学期からリバティ高にやってきた転入生。母親の仕事は介護士で、現在はブライスの家で暮らしてる。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン3 7話 「クレイにはいくつも問題がある」
疑われるクレイ
警官に聴取を受けるクレイ。ブライスに銃を向けている映像が発見されたことから、警察はクレイを容疑者として疑っていた。
クレイはブライスの部屋から見つかったという女性ものの下着を見せられる。それは以前クレイが服の採寸を行った時にアニが着けていた下着だった。
下着にはブライスの体液が付着していたと告げられ、酷く動揺するクレイ。そこへ弁護士の母レイニーがやってきて、クレイは聴取から解放される。
ブライスの母ノラからクレイがブライスに銃を向けていたと聞いたアニ。ジェシカからハンナの一件でクレイがみんなにしたことを聞いたアニは疑惑を深め、ホームカミングの試合の後のクレイの行方を聞いて回る。
アニの真相
アニに特別な感情を抱いていることを隠しつつ、オタク仲間としてプラトニックな友情を築いていたクレイ。ある日アニは感情のままクレイにキスをする。
学校ではクレイと楽しく過ごす反面、家の中ではブライスと距離を縮めていくアニ。ある夜、ブライスの弱い部分を垣間見たアニは衝動的に彼にキスし、体の関係を持つ。
それから時々体を重ねるようになった2人だが、ブライスは自分の存在がアニに悪影響だと関係を終わらせようと考えていた。
アニは警察で聴取を受けるも、厳格な母親の手前ブライスやクレイとの深い関係性は一切隠し通す。
アニが自分を疑っていると知ったクレイは、ブライスとの関係で嘘をついていたことを問い詰め、怒りを露わにする。アニはタイラーを引き合いに出し、彼の罪は許すのにブライスの努力は認めないのかと反論、ブライスを庇う。
考え込むクレイの前に現れるブライスの幻覚。”お前がこの先何になろうと俺はお前の頭から消えない”とブライスはクレイを嘲笑うのだった。
その他の出来事
嘘をついたジェシカ
ホームカミングの試合の後のジャスティンの行方をアニに問われると、自分と一緒にいたと答えるジェシカ。ジェシカがジャスティンを守るため嘘をついたと悟ったアレックスは、大声で彼女を責め立てる。
感想
シーズン2のザックとハンナのエピソードと並んで受け付けなかった今話。
クレイにもブライスにも両方キスをしたのはアニの方から。クレイが自分に好意を抱いているのをわかっていながらキスして、その後ブライスと関係を持って「クレイが嫉妬すると思わなかった」なんてナレーションつけられても…。
突然出てきてなんでも知ってるような顔で周りを引っ掻き回すこのキャラクターが最初から好きではなかったんだけど、今回はっきり”受け付けない”という結論に達しました。このキャラクターの存在意義がさっぱりわからない。
ブライスと関係を持っていたという事実で自分自身が怪しさ全開なのにクレイを嗅ぎ回る矛盾…。クレイとはキスした事もない、と堂々とナレーションで嘘をつくし、一切信用できない。
自分が悪影響だと自覚しながらも、みんなに疎まれる存在でありながら唯一先入観なしに1人の人間として扱ってくれるアニに特別な感情を抱いていた様子のブライス。しかしアニはあくまで衝動に駆られただけ、って感じなのが何とも…。
アニ周りの事は深く考えたらいけない気がするのでこれ以上の言及はやめておくことにして、その他気になったのはジャスティンを庇って嘘をついた様子のジェシカ。ジャスティンはホームカミングの試合の後ジェシカといなかったことは明白で、だったら一体どこで何をしていたのか?
ヤク中のセスとまだ繋がっていたり、ブライスの部屋へこっそり侵入していたりとまだ秘密を抱えていそうなジャスティン。まさかブライス殺しの犯人だった、なんて展開はやめてよね。
ラストでハンナ同様、ブライスの幻覚まで見るようになったクレイ。幻覚にまで「お前ちょっとおかしいぞ」と指摘されてたのにはクスッときた。
このままハンナみたいにブライスの幻覚がついて回ってきたら面白いけど。
今回はお決まりの次の容疑者を匂わせるシーンはなかったので、引き続きクレイが疑われるのでしょうか?
続きは第8話へ。