~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:ハンナのクラスメイトで元バイト仲間。ハンナに恋していた。
ハンナ:自殺した転校生。自殺に至った”13の理由”をテープに録音して残す。
トニー:クレイの親友。生前のハンナの良き相談相手。
オリヴィア:ハンナの母。ハンナがいじめにあっていたと確信し、学校に訴訟を起こす。
ジャスティン:運動部の人気者。5ヶ月間ホームレス生活をしており、現在はクレイの家に泊まる。
ジェシカ:美人のチアリーダー。ブライスのレイプ被害に苦しむ。
ブライス:金持ちの息子で運動部の人気者。ハンナ、ジェシカをレイプし苦しめた犯人。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン2 12話 「写真が入った箱」
ジャスティンの証言
銃を片手にブライスの家の前に佇むクレイ。ブライスに姿を見られてしまうものの、ジャスティンがクレイをなだめて銃を奪い取り事なきを得る。
ブライスに脅されながらも証言台に立つことを決意したジャスティン。ハンナと初デートをした夜、家に居場所のないジャスティンをハンナが隠れて部屋に泊めてくれたという新たなエピソードを法廷で明かす。
ブライスが日頃から悪事を繰り返していたと立正するため、ジャスティンは恋人のジェシカをレイプされたことも涙ながらに証言する。しかし部屋の外にいたジャスティンは現場を目撃していないことを追及され、陪審員からの信用を得られず終わってしまう。
最後の証人であるジャスティンの証言が上手くいかず、どうしても証拠の写真が必要だと考えたクレイは、写真の行方についてある人物が思い浮かぶ。
脅しの犯人
ブライスの取り巻きの1人、モンゴメリーの元へやってきたクレイたち。クレイを追ってきた車、ザックのネズミの死骸、トニーの車へのイタズラ…全ては彼の仕業だったのだ。
アレックスに銃を向けられたモンゴメリーは写真を返すと白状し、アレックスが単独で写真のある場所へついて行くことに。しかし写真を持っているというのはその場しのぎの嘘、モンゴメリーは写真を盗んだ犯人ではなく、アレックスは1人置き去りにされる。
写真という証拠が手元になくなった今、クレイたちに残された切り札はあと1つ。クレイとアレックスは“他の被害者の為にもみんなで立ち向かおう”とジェシカを後押しする。
両親と共に警察にブライスによるレイプ被害を打ち明けに行くジェシカ。目撃者としてジャスティンも証言する。
評決
全ての証言が終わり、評決の発表のため再び裁判所に集うクレイたち。下された結果は“学校側に責任なし”。
オリヴィアがマスコミにインタビューを受けるなか、裁判所から出てきたブライスを警察が性的暴行容疑で連行する。ジャスティンも共犯として連行されていき、クレイたちは動揺のあまり立ち尽くす。
その他の出来事
罰せられるタイラー
サイラスとの友情を復活させようと一緒にグラウンドを焼いた写真をネットにアップしたタイラー。しかしサイラスとの関係は余計に悪化、学校にもバレてしまい1ヶ月間の更生プログラムを受けることになる。
解雇されるポーター
ハンナの件を理由にリバティ高を解雇されるポーター。校長に問題を抱えている生徒をまとめたファイルを渡し、リバティ高を去っていく。
感想
もう何から書いたらいいかわからないほど色んな事が起こりました。
クレイが銃を片手にブライス宅を訪れるシーンで終わった前回。やはりジャスティンが「ハンナはこんなこと望まない」とクレイを説得し救ってくれました。
裁判でも警察でも証言し、今回大活躍だったジャスティン。しかしラストではまさかの性的暴行の共犯として警察に連行されてしまいました。
しかしジャスティン本人はクレイの母レイニーによって逮捕されるリスクがある事を知らされており、その上で証言することを選んだ様子。ブライスの影に怯えていた頃の彼とは比べ物にならないほど立派でかっこよかった。
レイニーが「絶対に助け出す」と言っていた通り、一刻も早く容疑が晴れ釈放されることを願います。
ポラロイド写真はザック、ジェシカの写真はクロエ。そして車でクレイの後をつけ怪我をさせたり、ザックの荷物にネズミの死骸を入れていたりと過激な脅迫をしていた犯人はブライスの右腕、モンゴメリーでした。
モンゴメリーを追い詰めるため一役買ってくれたのは前話で良い奴だと判明したアメフト部のスコット。彼もアメフト部員というだけでレイプ犯の仲間だと思われていることに嫌気がさしていた様子。
しかしアレックスが銃を出した時モンゴメリーが驚いた様子だったのがちょっと腑に落ちない。犯人なのは犯人なんでしょうが、自分が送った銃だぞ…?
結局ポラロイド写真を盗んだのはモンゴメリーではなくまたもや別の犯人がいるようで、もう消去法で他に誰いる?状態です。犯人が多すぎる。
モンゴメリーがブライスに忠誠を誓う理由は、どうやら複雑な家庭環境にありブライスしか頼れる相手がいないというジャスティンと同じパターンのようです。その必死っぷりは“アメフト部に入っているのも試合でいい成績を残すのも、全てはブライスのため”と語るほど。
ジャスティン境遇は似ているものの、モンゴメリーの方がさらに不器用といった印象です。
最後の手段としてクレイたちは再度ジェシカを後押ししに行きますが、ここで「ジェシカ証言してくれ」じゃなくて「みんな君の味方だ」と伝えたのが良かった。クレイが振り向くとザック、コートニー、ライアン、ジャスティンの姿が見えるシーンは2度目の鑑賞ながらも涙が出そうになりました。
ジェシカがレイプ被害被害を打ち明けた後、厳格なジェシカの父がジャスティンに向けて言った「君もいつか子供をもってほしい。子供を守りたいという親の気持ちがわかる」という言葉が深かった。
長かった裁判もついに決着がつき、結果はオリヴィア側の敗北。要因が色々あるので厳しいと予想はしていましたが…現実はこんなものだと知らしめられたようで悲しいです。
しかし唯一の救いとしてジェシカへの性的暴行容疑でによりブライスが連行されていきました。裁判の結果が出た直後、まだオリヴィアがマスコミのインタビューを受けている最中での警察の登場はなかなかの展開。
次回はついにシーズン2の最終回。一体どんな展開が待ち受けているのでしょうか。