~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:ハンナのクラスメイトで元バイト仲間。ハンナが自殺した理由についてのテープを聞き進める。
ハンナ:自殺した転校生。自殺に至った”13の理由”をテープに録音して残す。
トニー:クレイの親友。ハンナのテープについて何か知っている素振りを見せるが…?
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン1 2話 「カセット1:B面」
“ジェシカ・デイビス”
テープを裏返し、B面を聞き始めるクレイ。B面の主人公の名は“ジェシカ・デイビス”。
転校してきて間もないハンナは、学校のカウンセラーに同じく転校生のジェシカを紹介される。2人は意気投合し、“親友”と呼べるまでの仲に。
程なくして、行きつけのカフェで金髪に鼻ピアスをした転校生の男子アレックス・スタンダールに出会い、2人だった友情の輪は3人になる。
しばらくは3人の友情が続いていたが、やがてジェシカとアレックスはお互い別のグループと仲良くなり、ハンナは再び1人ぼっちに。
しかし、ある日ハンナはイチャついているジェシカとアレックスの姿を目撃してしまう。自分に隠れてこそこそ付き合っている2人に苛立ちを隠せないハンナ。
そんな中、ハンナは突然ジェシカに呼び出される。カフェに着くなりジェシカはハンナを“あんな裏切り方するなんて”と罵倒。
身に覚えがないというハンナに、ジェシカはアレックスが書いたと思われるある“リスト”を見せる。ハンナにアレックスを奪われたと思い込んだジェシカは、公衆の面前でハンナを平手打ちして去っていく。
最高のケツ
テープを聞いたクレイはジェシカと話そうとするが、ジェシカはハンナのテープの内容は嘘だという。
アレックスと別れ、現在はハンナのファーストキスの相手のジャスティンと付き合っているジェシカ。ジャスティンは無断で学校を休んで姿を消したりと様子がおかしい。
さらにアメフト部やチアリーダーといった人気者に突然声をかけられるようになり、クレイの周囲では不穏な空気が立ち込めていく。
ハンナの母オリヴィア・ベイカーはハンナの遺品の中から“最高のケツ ハンナ・ベイカー”と書かれたリストのようなものを発見し、ハンナがいじめられていたのではないかと疑い始める。
オリヴィアが「説明して」と電話をかけた相手はクレイの親友、トニー。ベイカー家に入っていくトニーの姿をクレイが目撃するシーンで第2話は終了。
B面の主人公はハンナの元親友のジェシカでした。2人なら上手くいっていた友情が3人になると途端に悪化するというのは女子の間でよくある話ですが、ここに男子が混ざるとなると、もはや揉めないわけがない。
私は出身が田舎なので学校が小さく、転校生が複数転入してくるなんてことは残念ながらなかったけど、クラス替えで仲のいい友達が誰もいなくて、同じ立場の子が集まってなんとなくグループができあがる、みたいなのってあるよね。
1人になるのが嫌でなんとなくグループにいるけど、趣味が合わなかったりで今ひとつ仲良くなれず、だんだん別のグループに入っていったり1人になる子も出てきちゃうみたいな。
大人になった今はその場限りの付き合いなんて面倒になってくるけど、10代の頃ってこんな関係すら大事だと思ってしまうんだよね~。転校生という立場のハンナにとっては、初めてできた友達の立場は大きかったでしょう。
最後ハンナの母オリヴィアが見つけた”最高のケツ”と書かれたリストがジェシカに罵られる原因となったリストかな。最近アレックスに別れを告げられたジェシカがアレックスが書いたと思われるあのリストを見てしまい、ハンナがアレックスを奪ったと勘違いした、という流れでしょうかね。
これが本当にならジェシカはさすがに酷い。身に覚えのない疑いをかけられ、男子にコンプレックスを嘲笑うようなリストを作られ、挙句カフェの真ん中で平手打ちされたハンナ。
こんな事が続いたらこの時点で自分は学校行けなくなる。
しかしジェシカはクレイに“テープを全部信じないで””ハンナは嘘つき”と言っていて、もしかしたらハンナの言うこと全てが事実じゃないのかも?という疑いが出てきました。
トニーはやはりテープの件に一枚噛んでいる様子。クレイに”お前が1番聞くの遅いぞ”と忠告までしているので、クレイ以外に名指しされたメンバーはもちろん、進行状況まで把握している事が伺えます。
そしてラスト、ハンナの母オリヴィアから呼び出されベイカー家にすっ飛んでいくシーン。一体トニーはベイカー家にどのような関わりがあるのか?
それから気になったことがもうひとつ。冒頭でクレイが2年前まで精神薬?を飲んでいたことが発覚します。
クレイの立ち位置は”ハンナの死に苦しみ真相を追う役”という印象でしたが、もしかしたらクレイ自身も何かを抱えているんでしょうか。
第3話へ続きます。