~ざっくり登場人物紹介~
OA:7年前に突如失踪し戻ってきた本作の主人公。盲目だったが目が見えるようになったり、痛々しい傷跡背負ってたりと謎ばかり。現在の両親にはプレーリーという名で呼ばれる。幼少期の名前はニーナ。
スティーブ:OAの隣の家に住む不良少年。取引をし、OAを助ける手伝いをすることに。
ハップ:臨死の研究をする悪徳医師。OAを実験対象として誘拐する。
ホーマー:ハップに誘拐された実験対象のひとり。OA含む4人の臨死体験者たちの中心となり、研究施設からの脱出を試みる。
↓美しい歌声が特徴の、シャロン・ヴァン・エッテン演じるレイチェル。シャロンはアーティストとして活動している。
Sharon Van Etten: #TheOA e l’esperienza catartica della musica https://t.co/Gff5XW5tuV pic.twitter.com/8fFRuJ785u
— sentieri selvaggi (@sentieriselvagg) January 12, 2017
The OA パートⅠ第5章「パラダイス」
OAとホーマーはこの研究施設から脱出するため、取得した”動作“の練習に励んだ。レイチェルは強い毒ガスを吸って長時間眠りこみ、スコットは未だ動作の力を信じていなかった。
一方、ハップはとある島を訪れていた。目的の店に入ると、そこには軽快なリズムを奏でる美しい女性ギタリストの姿が。
演奏の後のパーティーで、ハップは女性に話しかける。君があの世へ行ったのを知っているぞ、と。
島を出たがっている女性に、ハップは外へ連れて行ってやる代わりに研究に参加してほしいと持ちかけるが、女性は誘いを断る。
研究施設に戻ったハップは、OAたちが奇妙な動きをしていることに気づく。ただの体操だとホーマーが言い張るが、ハップは信じていなかった。
すると、突然スコットやレイチェルが大声で叫び声を上げ始めた。ハップがモニターを見ると、玄関先に警察の姿があるではないか。
冷静に対処するハップだったが、警察の目的はハップを取り調べることではなく、難病に侵されている自身の妻を助けて欲しいというものだった。
翌日OAが目を覚ますと、昨晩ガラス越しにお互いの手を合わせて眠っていたはずのホーマーの姿がない。「ハップに連れていかれた」とスコットが言った。
その日のOAの話はここで終わり、翌日スティーブたち5人は、ランチの時間にホーマーのその後について議論を交わした。
OAはFBIの捜査官とのカウンセリングに訪れていた。OAのカルテを見た捜査官は、体の傷などの状態からOAの話が本当であることを信じ、他の人質を救いたいと申し出る。
しかしながらOAは「もういないの。向こう側へ行ったわ」と、FBIにホーマー達は救えないと言う。
「この後の話は理解し難いかも」
そう前置されて、今夜もOAの話が始まる。
ハップに連れていかれたホーマーはヘリに乗せられていた。「私に何かあったらOAたちが餓死する」とハップはホーマーを脅す。
2人がたどり着いた先は高級ホテルだった。久しぶりの外の世界に怯えるホーマーだったが、自我を取り戻しハップの目を盗んで脱出を試みる。
外まで逃げ切ったホーマーだったが、いとも簡単にハップに見つかってしまう。「FBIに電話する」とホーマーは言うが、「私に何かあればOAたちが餓死するだけだ」と再度ハップに脅され、失敗に終わってしまう。
ホテルに戻ったハップはホーマーと食事をし、「ある女性を部屋に誘ってほしい」と今回の目的を話す。「あの女性だ」とハップが示した先には、ギターを演奏する美しい女性の姿があった。
E eu aqui tirando #LeoBrower Danza Del Altiplano ,por causa da Renata <3 do #TheOA pic.twitter.com/r5fUlrM2GY
— Djullye não, é Júli ツ (@DjullyeMonteiro) January 12, 2018
女性は簡単にホーマーの部屋へやって来た。怯えるホーマーを女性があやし、やがて2人は激しくキスを交わし始める。
2人の部屋には、ハップが用意した小型マイクが設置されていた。
ハップは別室で2人の様子を伺いながらPCを操作し、あろうことかOAたちのいる研究施設にホーマーが激しく女性と交わる音声を流した。
動作の練習に励んでいたOAは、想いを寄せるホーマーと見知らぬ女性の情事の音声を聞き、その場に崩れ落ちてしまう。
ハップの目的はリーダー的存在であるホーマーに誘拐を加担させることで、被験者たちの絆を引き裂く事。そしてもう一つは自身が密かに想いを寄せるOAとホーマーを引き離す事だった。
ホーマーの協力によりハップの企みは見事成功し、ギタリストのレナータもまた、OAたちの研究施設へ閉じ込められることとなった。
Espero que Renata (#pazvega) haga los 5 movimientos y gane #MCCelebrity #theoa @NetflixES pic.twitter.com/NgDl4XVtUN
— sergio pérez abrante (@spabrante80) September 9, 2018
レナータはホーマーを裏切り者と罵り、落胆するOAをレイチェルが慰める。
そんな中、今度はスコットが研究に連れていかれる。スコット体はもうボロボロで、とても研究に耐えられるような状態ではない。
スコットは助かる代わりに情報を教えると、ハップに取引を持ちかける。スコットはOAやホーマーが動作を練習することで、この研究施設から脱出しようとしていることを話す。
それでも研究の手を止めないハップにスコットは無駄だと悟り、OAが本当は目が見えていることをばらし、「OAはお前みたいな化け物を愛さない」と最後に叫んだ。
その話に衝撃を受けたハップは、実験でミスをしスコットを溺死させてしまう。
スコットの遺体は、まるで見せしめのようにOAたちのいる部屋に運び込まれた
誰もが無言でスコットの遺体を見守る中、OAはひとりスコットに向けて動作をする。そこへホーマーも加わり、2人は夜通し動作をし続けた。
翌朝レイチェルが目覚めると、不思議な現象を目にする。スコットの周りの血溜まりが徐々に引いているのだ。
やがて血溜まりは消え、スコットは息を取り戻した。
「OAは正しかった。動作は存在する」
生き返ったスコットは高らかに笑った。そしてスコット自身も3つ目の動作を手に入れていた。
そこまで話し終えたOAは、改めてスティーブたちに向き直る。
「あなたたちにこの5つの動作を教える。一緒に異次元への道を開き、私が彼らを助けに行く」
このOAの言葉を最後に、The OA第5話は終了。
ずっとブラックミラーばかり更新していましたが、そろそろ戻らねばということで今回は久々にOAの更新です。
この「the OA」という作品は全話すべて共通していることだけど、ドラマというよりまるで映画を見てるみたい。今話は特にそう感じました。
今回でついにOAがスティーブ達を集めた目的がはっきりしましたね。なぜこの5人なのかは依然謎のままだけど、この”5人”という数字はレナータを加えたOAたち被験者の数と同じなのね。
今話の感想としては、とりあえず様々な描写が生々しい。ホーマーとレナータの×××のシーンは絶対に人と一緒に見られない生々しさだし、それをヘッドホンで聴いているハップが気持ち悪い。
スコットの死体も意外とグロい。溺死なのに耳から血が出て死んでる。なんで。
そして今回やっと明らかになったハップのOAへの恋心。今までなんとなく感じ取ってはいたものの確信できない感じでしたが、スコットの死に間際の一言でやっと明らかになりました。
OAのパートも現在のパートもイマイチまだ先の読めないこの作品、次話も楽しみです。