~ざっくり登場人物紹介~
ジョー:ニューヨークにある小さな書店の店長。恋人ベックのため、元恋人に続き親友まで殺してしまう。
ベック:作家を目指す大学生。親友ピーチが亡くなり、傷心中。
↓ベック役のエリザベス・レイル。
「ワンス・アポン・ア・タイム」ではアナ雪のアナ役を演じています。
元恋人のベンジーに続き、異常なまでの執着でベックに憑りついていたピーチをついにこの世から消し去り、ジョーはベックと夢のような一ヶ月を送っていた。
しかし一ヶ月後、異変が起きた。
これという何かはないが、二人の間で何かが変わってしまった。変わったどころか、関係までが終わってしまっていた。
一体俺たちの間になにが起こったのか?原因を知りたいジョーは、あるセラピストにこのことを相談していた。
セラピストは「まずはうまくいっていた時のことを考えて」とジョーに言う。
ジョーが思い出したのは、ベックのファーストキスの時のエピソードだ。
14歳の頃、ベックには彼氏がいた。ベックは彼がキスしてくれるのをずっと待っていたが、ベックはキャンプに行った夜、テントの中でその彼の親友にファーストキスを捧げてしまう。
「私っていつもそう。いい人より悪い人を選んでしまう。できることならやり直したい」と話すベック。それは言えてる。
後日、ジョーは家の中をテントとプラネタリウムで飾り付け。その夜を再現して、運命の相手であるジョーと、ファーストキスのやり直し大作戦だ。
ふたりで文字を使ったゲームをしていた時で生まれた”エブリシングシップ(すべてが一つ)”という言葉。これは今のふたりの姿そのもので、最高の言葉だった。
やっと完璧な幸せを手に入れたジョーは、ベックの古いスマホを屋根裏に封印した。
ある日、ベックはヨガを教えている最中に居眠りしてしまったことが原因で、ヨガのインストラクターの仕事をクビになってしまう。新しい仕事を探すわ、というベックに、ジョーは自分の書店で働けばいいと提案した。
ベックは書店で働くようになり、仕事は順調だった。だんだんとピーチの話もできるようになり、2人の心は寄り添っていたように思えた。
しかし、ベックはそうではなかったようだ。ベックはジョーに、ピーチの件でセラピーに行こうと思っていると話した。
「それに、ニッキー先生の対処法は役に立つしね」とポツンとこぼすベック。
そして今、ジョーの話を聞いている男性こそ”ニッキー先生“その人だ。どうやらニッキー先生、ジョーに新たな敵として認識されてしまったらしいね。
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何も知らないニッキー先生は、「いつ頃から上手くいかなくなったの?」とジョーに聞く。
ジョーの書店で働くことになったベックだったが、適当な場所に本を戻したりレジを開けっ放しにしたりと、仕事ぶりは散々だった。ジョーは渋々ながらベックに注意すると、ベックは「ピーチが毎日夢に出てくる」と打ち明けた。
ベックはまだピーチを失った悲しみから抜け出せないのだ。
だが、ベックと同じ環境で働くのも悪いことばかりではなかった。
ある日ジョーを書店の中でベックを探していると、地下室に大量のキャンドルが。ベックがロマンチックなディナーを用意したのだ。
ベックはディナー中、ピーチがいなくなって寂しいが、どこかほっとしている自分もいると話した。
あるあるそういうの。中々縁が切れないけど、連絡がこなくなってほっとした友達とかいるいる。
話題はピーチの話から、ベックの誕生日の話へと変わる。ベックの誕生日はもうすくだ。
ベックの誕生日はピーチによって毎年大々的に祝われていたが、ピーチはもういない。ジョーは自分が代わりにゴージャスなお祝いを企画しようと思ったが、ベックは「ささやかなお祝いがいい」と言う。
後日その話をベックのビッチ仲間のリンにすると、”ささやかなんてダメ!”と反対されてしまう。リン曰く、ベックは何もいらないと思わせて本当は期待しているらしい。
ジョーはリンの言葉に耳を傾け、文学にちなんだ服装で参加する大規模なサプライズパーティーでベックを祝うことにした。
パーティーはジョーの書店で開催された。みんな本のキャラクターの仮装をしたりしていて、すごく楽しそうなパーティーだ。
しかし待てど肝心のベックが来ない。約束の時間はとっくに過ぎているのに。
ジョーはリンにベックの居場所を問い詰めたが、リンも居場所を知らない。
だんだんベックに腹が立ってきたジョー。「私生活でも仕事でも彼女を支えているのに、これ以上どうしろと?」ついリンに愚痴ってしまう。
バツの悪い表情にリンに促され、後ろを振り返ると…そこにはベックがいた。
ベックも怒っていた。ベックの”ささやかなのがいい”という言葉は、どうやら本心だったようだ。
ジョーは電話をしたのに出なかったことをベックに問い詰める。ベックは「セラピーが長引に、その後、たぶん少し散歩した」となんとも言えない言い訳をした。
酒の匂いがすることをジョーが問い詰めると、バーで考え事をしてただけと言う。
「真実を話してくれ。きっと乗り越えられる」
ジョーはついに言ってしまった。だってもう、これしか考えられないもんね。
「それかスマホを見せて」
ベックは呆れ笑いを浮かべ、
「それって信頼がないってことよ。こんなの耐えられない」
そう言ってベックは立ち去ってしまった。
残されたジョーは、手作りしたバースデーケーキの火をひとり寂しく吹き消した。
後日、ベックはドーナツを持ってジョーの家にやって来た。まるで初めてキスしたあの時のように。
こうして2人は仲直りした。
しかし、以前と何かが違う。どこか気まずい空気が流れ、ベックのスマホには常に誰かからメッセージがきている。
痺れを切らしたジョーは、ベックが大学に行っている時間、封印していたベックの古いスマホをまた手にしてしまった。
ベックはキツネの絵文字が名前になっている相手と、ハートだらけの怪しげなメッセージをやり取りしていた。
ジョーはすぐさま外へ飛び出し、昔に戻ったようにキャップと黒い服で変装をして、ベックを尾行。が、公園に入ったところで、逆にベックに見つかってしまった。
「あのセラピストと寝てるのか?」とジョー。否定するベックに、「じゃああのキツネは誰なんだ」と、スマホを覗き見たことまで丁寧にバラしてしまう。
ベックは「あのキツネはブラウン大の友達よ」と、怒りを通り越して呆れ顔のベック。
「私たちもう終わりね」
そう言ってベックは去ってしまった。
すべてを話し終え、セラピーの時間も終わった。ジョーは部屋を出たが、すぐに帰らずそのまま建物の中に隠れている。
程なくして、部屋からセラピストのニッキーが出てきた。
ジョーは凶器を手に持ち、ニッキーの後ろ姿を目掛けてブスリ!
…はしなかった。
殺すにはまだ証拠が足りない。
ジョーは凶器をしまい、ニッキーのパソコンを立ち上げた。数あるファイルの中から、ベックのセラピーの録音データを再生する。
セラピーはベックがジョーと別れた後のものだった。ベックは他の人を好きになったわけでも、ジョーが嫌いになったのでもない。
完璧なまでに尽くしてくれるジョーに甘えきってしまい、この環境では執筆に集中できない。そして尽くしてくれすぎるジョーを負担に感じてきてしまっていたことが、別れた真の理由だった。
「いいものを遠ざけているとは思わないの?」
そう言うニッキーに、それでも別れなきゃダメなのとベックが返し、セラピーは終わった。
浮気は勘違いだった。別れる理由も正当だ。
そこから立ち去ったジョーは、仕事場の地下室でスマホを粉々に叩き割った。
ジョーは見慣れた色のドアをノックした。
程なくしてベックがドアを開ける。
ジョーは嫉妬心に負け、最低なことをしてしまったことをベックに謝罪した。そしてベックの為を想い、ベックの望み通りにすると伝えた。
「さよならベック」
静かにそう告げて、ジョーは愛しい相手の元から去った。
ジョーはニッキーのセラピーに来ていた。
今度は純粋にセラピーが目的でだ。
「愛というものがわからない」
そう言うジョーに、ニッキーは”それは誰もがわからない。恐らく愛というものは、指紋やDNAみたいに、それぞれ違うものなんだろう”とニッキーは語った。
その夜ジョーが帰宅すると、パコと母親が出ていった部屋に新しく引っ越してきたカレンと遭遇した。
カレンとは何度か面識があったが、家の前で顔を合わせる程度だ。
そして何度か顔を合わせただけの隣人となぜか激しくS〇Xするシーンで、第7話は終了。
もう何が何だかわかりません。ベックとは完全に終わってしまうの?
カレンはジョーの好みじゃないように思えるんだけどなぁ…。
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