~ざっくり登場人物紹介~
ジョー:ニューヨークにある小さな書店の店長。恋人ベックのため、ついに2度目の事件を犯してしまう。
ベック:作家を目指す大学生。恋人ジョーとピーチの間で板挟み。
ピーチ:ベックのビッチ親友。ジョギング中ジョーに襲われるが…?
ジョーはカラフルなバルーンを持って絞首台へと歩いていた。ピーチが生きているとなれば、ジョーはもう死刑確定だ。
意を決してベックの家のドアを叩く。中に入ると、ピーチは待ち構えていたようにジョーを仁王立ちで迎えた。
「わかっているのよ」
いよいよジョーの天下も終わりかあ…。
「ストーカーがいるって警告してくれたでしょ」
!?
まさか、まさかの展開。ジョーが犯人だとバレてない上に、ちょっと株まで上がってやがる。
ピーチはベックの家に居候し、ベックを召使いのようにこき使っていた。怪我の具合はとっくに良くなっているが、”一人でいるのが怖い”という理由でベックにべったりくっついているらしい。
こっそりピーチのバッグを漁ってみると、中から出てきたのはなんとパリ行きの飛行機のチケット。ベックの家に住みつくだけでは飽き足らず、ピーチはベックを攫ってひとり占めする気なのだ。
これ、もしかしたらジョーがやったって本当は気づいて、それを逆手にとる戦略…?
だとしたらこの女本当に怖すぎ。
仕事中のジョーの元へ、隙をみてピーチから逃げ出してきたベックが訪れる。
ベックは「何日かピーチの別荘へ一緒に行く」と話す。ジョーは「君を陥れた人のために未来を犠牲にするの?」と諭すが、ベックは聞く耳を持たない。
ジョーはすぐさま地下へ行き、別荘の場所を探すべくキーボードを叩く。さすがセレブの家だけあって、難なく場所を特定。
ここから車で一時間ほどの場所にあるらしい。
富裕層に溶け込めるようベンジーの時計を拝借し、ジョーは忌まわしきピーチの別荘へと出発する。
しかし、薄暗い森の中を走っていたところで、あろうことか車を事故らせてしまう。
頭から血を流し、意識を失ってしまうジョー。目覚めた時、隣にいたのはかつての恋人キャンディスだった。
もちろんこれはジョーの妄想で、本物のキャンディスは確か海外に逃げてしまったんだっけか。
これがキャンディスのヴィジュアルなんだけど、個人的にはなんか想像してたのと違う…。ベックみたいなブロンド美女かと思ったのに、派手な赤毛ちゃん。
ジョーのことを「バニー」とか呼んでるし。
ジョーはすぐに正気に戻って車を元に戻すが、運悪く警察に見つかってしまう。免許証と登録証を見せるよう言われるが、ここで身分を明かせないジョーは「実は強盗にあって…」と苦しい言い訳。
もちろん警察はまだ怪しんでおりナンバー照会をしようとするが、ジョーの必死の演技が効いたのか、そのまま帰っていいと言われる。ほっと安心するジョー。
ジョーの車が去る後姿を眺めながら、警察はこっそりとペンを走らせているのだった…。
やっとのことでピーチの城にたどり着いたジョー。運良く開いていた裏口から難なく侵入に成功した。
キャンディスの幻影に邪魔されながらも、ジョーはようやく2人の姿を発見。
ベックは別荘に来たとたん突然元気になったピーチに違和感を覚えつつも、ピーチの言いなりになっていた。
ベックが風呂に入ろうものなら、当然の如くピーチが覗き、更に後ろの部屋からジョーも覗く。この2段階覗きのシーンおもろいw
しかし、ここで思わぬハプニングが起こってしまう。一刻も早くたどり着く事しか考えていなかったジョーさん、ここへ来てついにオシッコがしたくなる。
だがもちろんここのトイレなんか使えるわけがない。もはや一刻の猶予も残されていなかったジョー、その辺の棚にあった空の瓶を手に取り、勢いよくシャーしてしまう。
ほかほかの瓶は一旦棚へ戻し、後で処理することにしたジョー。これが後に波乱の展開を招くことも知らずに…。
ここでやっとこさピーチが何者かの気配に気がつく。銃を手にして警戒するピーチだが、運よくここで玄関のチャイムが鳴り、ジョーは難を逃れる。
来客はラジという男で、どうやらピーチに呼ばれてこの屋敷に来たらしい。ベックとは知り合いで、なかなか親しい間柄のようだ。
しかし、しかしベックは忘れたわけではない。家にジョーがやってきた時、男がいると療養のために良くないとかなんとか言って、追い出したことを。
ベックは隙を見て、何故彼を呼んだのかピーチを問い詰める。するとピーチは「あんたは偉大な作家なんだから、相応しい人生を送らなきゃ」とかなんとかまた素っ頓狂な事を言い出し、ここぞとばかりにパリ行きの航空券を見せつける!
「いとこがパリのアパートを引き払ったの。ここに二人で引っ越すのよ」
ヒィー怖っっ。
強引なんてレベルじゃないよ。。
勝手に引っ越す段取りされて男まで宛てがわれて、人生設計されとるじゃないですか…。
もちろんベックは驚きその場で断ろうとするが、「ゆっくり考えて」というピーチの言葉に負け、答えは保留ということにされてしまう。
2人はラジの元に戻り、改めて3人で乾杯する。ベックは疑わずに飲んだが、酒の中身はピーチとラジが仕込んだドラッグ入り。3人でハイになって楽しもうって魂胆だ。
ついに薬まで盛られたベックの姿を見て、本気でベックの身の危険を感じたジョーは、さっきまでピーチが持っていた銃を探す。
あれこれ探し回り、ついにベッドの下の引き出しから銃を発見。と、そこへ薬にハイになった3人がもつれながらやってくる!
慌てたジョーはとっさにベッドの下に隠れるが、あろうことかそのベッドの上で怪しいマッサージ大会が開催されてしまう…。
ドレスを肩まで下げ、ピーチにいやらしい手つきでマッサージされるベック。
エ、エロい…。
調子にのったピーチはついにベックにキス。薬でぐったりしているベックはされるがままだ。
このまま3人で絡み合ってしまうのかと思いきや、ベックは「彼氏がいるから」と1人で別の部屋へ。ジョーはベッドの下でガッツポーズ。
が、喜びは束の間、残された2人はジョーの真上で激しいプレイをおっ始め、ジョーは大嫌いなピーチの喘ぎ声を一晩中聞くこととなる…。
翌朝ピーチが目覚めると、ベックは既に帰り支度を済ませていた。「早く帰ってパリ行きの荷造りをするのね?」とピーチ。
しかしベックはきっぱりパリ行きを断る。そして昨日のキスのことをベックが切り出すと、ピーチは薬でハイになっていたからと言い訳。
どうやらベックは昨日の件で、ピーチの同性愛を確信してしまったようだ。そのことについてベックが言及すると、ピーチは逆上して言い争いになってしまう。
ベックはピーチを冷たく突き放し、1人でタクシーに乗り込んだ。
その様子を屋敷の窓から見ていたジョーの元へ、またもやキャンディスの幻影が邪魔をする。
ふいに「ジョセフ」と呼ばれ振り返ると、ピーチがジョーの頭をガツン。
ついに見つかってしまった。
目覚めたジョーを、銃を片手に問い詰めるピーチ。ピーチはここでやっと、オズマ姫の本やパソコンを盗んだこと、そして自分を襲ったのもジョーだと確信したようだ。
ジョーは自分の身に何かあれば仲間がピーチのパソコンの中身を周りじゅうに晒すと脅し、大人しく1人でフランスへ行って他の女を探せと説得。
ここでピーチの怒りが爆発し、手に持っていた銃を発砲させた!
急いで屋敷から脱出するジョー。
しかし玉が当たり、あと少しのところで倒れてしまう。
ジョーは目を閉じてぐったりとしていた。
様子を見に近くに寄ってきたピーチは、動かないジョーを見て去ろうとする。
が、突然かっとジョーの目が開き、ピーチの足を掴む。2人は揉み合いになり、最後にバン!と大きな銃声が空に響いた。
ピーチの家は大勢の警察官が押し寄せ、屋敷はテーピングされていた。家の中の細部まで尽く調べられ、昨日ピーチが使ったオトナのオモチャまで押収される。
机の上にはパソコンが開かれており、ピーチが書き残したように見える内容の遺書が表示されていた。
今度こそピーチは死んでしまった。
遺書はとっさにジョーが書いたものだろう。
ジョーはある人物の元を訪れていた。その人物とはパコの母親で、足に喰らった銃弾の処理を頼むためだ。
手当てを受けているあいだ、パコのためについにロンと別れたという話を聞く。やっと母親は現状を受け止める気になったようだ。
そこへ、ベックからピーチが死んだという知らせが届く。
ピーチの葬式へはジョーも参加し、ジョーは献身的にベックの支えになろうとしていた。そしてベックもジョーの支えを自ら必要としたところで、第6話は終了。
今回はめちゃくちゃスリリングで怒涛の展開って感じでした。
これで邪魔者は全部消されたわけですが、次はどうなるのか?
次話も楽しみです。
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