~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:自殺したハンナに恋していた少年。同級生のジャスティンと兄弟になる。
アニ:今学期からリバティ高にやってきた転入生。母親の仕事は介護士で、現在はブライスの家で暮らしてる。
ジャスティン:運動部の人気者でジェシカの元恋人。複雑な家庭環境で育ち、現在はクレイの兄弟に。
ジェシカ:美人のチアリーダーでジャスティンの元恋人。ブライスにレイプされた過去がある。
ブライス:金持ちの息子で運動部の人気者。ジェシカをレイプした罰を受け他校に転校するも、水死体となって発見される。
セス:ジャスティンの母親の恋人でドラッグの売人。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン3 9話 「いつも悪い知らせを待ってる」
鎮痛剤
ブライスのオキシコドン(鎮痛剤)を持っている理由をジャスティンに問いただすクレイ。ジャスティンは葬式の日にブライスの家から盗んだと弁解する。
さらにクレイは弁護士のデニスから、自分が正式に重要参考人として指名されたと聞かされる。
ブライスからドラッグを買っていたアレックスにオキシコドンのことを尋ねると、彼も買おうとしたが「依存しやすいからだめだ」とブライスに断られたという。チームのキャプテンとしてジャスティンを近くで見守ってきたザックは「アメフト部に戻ってからドラッグをやっているはずない」と彼を庇う。
ジャスティンの話をアニに打ち明けるクレイ。現場からステロイドが発見された時、ブライスの家に家宅捜索が入ったため、葬儀の日に盗んだのはありえないとアニはジャスティンの嘘を突きつける。
2人が尋問すると、ジャスティンは真相を話し始める。
ジャスティンの真相
カフェで働くジャスティンの元へ姿を現すセス。セスは自分の金を盗んだことへの償いとして、ジャスティンを脅しドラッグの売人をやらせる。
店の裏でドラッグを使用中、運悪く警察に捕まってしまったジャスティン。彼を保釈させたのはなんとブライスだった。その後ブライスはセスに手切れ金の五千ドルを払い、ジャスティンに関わるなと脅す。
ジャスティンがドラッグ漬けだと知ったブライスはドラッグをやめさせるため、自身が処方されたオキシコドンを渡す。ブライスの行動は、全てジャスティンを守るためだった。
ブライスの遺体が見つかった日「次はお前だ」とセスから連絡があったと打ち明けるジャスティン。セスを犯人だと疑うジャスティンは、クレイ、アニと共にセスの隠れ家へ侵入する。
隠れ家からブライスの高級時計を発見するクレイたち。そこへセスが帰宅し、逃げ場を失ったクレイは腕時計を突きつけ、ブライス殺しの犯人として警察に通報すると脅す。
しかしセスは「時計はジャスティンがドラッグの代金として渡したものだ」と笑う。間一髪で逃げ出し、家に戻ったクレイは自宅のトイレでジャスティンがドラッグをやっているのを発見。セスの言葉は真実だと判明する。
真実
クレイが問い詰めると、あの時計こそ葬儀の日に盗んだものだと白状するジャスティン。彼はこれまでにもブライスから様々なものを盗んでいたのだった。
ブライスにオキシコドンをもらい、ザックには尿検査の尿をすり替えてもらい、周りに助けてもらいながらもドラッグを断ち切れなかったジャスティン。クレイがホームカミングの試合の後どこにいたのかと問うと、1人でドラッグをやっていたという。
クレイはジャスティンの兄弟として、ブライスの代わりに自分が処方されたオキシコドンを手渡す。
ジャスティンが眠った後、クレイの携帯に1本の電話が。相手はハンナの母オリヴィアで、クレイは彼女と会う約束をする。
感想
“銃を持ったヤベー奴の隠れ家に侵入”というトンデモ展開。
正直、これはちょっと厳しかったかも。ジャスティンもセスを犯人に仕立てあげたとして、セスが喋れば遅かれ早かれ自分が危ない状況になることはわかっていたでしょうに。
ブライスはやはりジャスティンを助けようとしていた。もう元には戻れないとわかっていながら、ジャスティンのために鎮痛剤を渡し続ける姿は切なかった。
ジャスティンが散々自分のために大金を払って入れていたブライスに対し、盗みまで働いていたというのはショック。時計は死後盗んだものだったけど他にも盗んでいたと言っていたので、それがブライスの生前で、なおかつブライス自身も盗まれていたことに気づいていたとしたら…どんどんブライスが気の毒になっていく。
ところで鎮痛剤って、ドラッグ依存の人にどんな効果があるんだろうか?自分が飲む鎮痛剤なんて頭痛薬くらいしかないから、イマイチピンとこない。
今回いいなと思ったのはクレイが白い目を向けられ1人でランチを食べている時、サイラスが「もっとつるもうぜ」と仲間を連れてクレイの隣に座るシーン。あのアニですら別の席に座って見ているだけだったのに、サイラスはクレイが犯人など微塵も疑ってない様子でした。やっぱコイツいい奴。
ラストではハンナの母、オリヴィアが戻ってくるというような内容で終わっていました。正直、警察側からすればブライス殺害犯の大本命は彼女でしょう。間違いなくブライスに殺意を持っていた人物なんだから。
第10話へ続きます。