～ざっくり登場人物紹介～
クレイ：ハンナのクラスメイトで元バイト仲間。ハンナに恋していた。
ハンナ：自殺した転校生。自殺に至った”13の理由”をテープに録音して残す。
トニー：クレイの親友。生前のハンナの良き相談相手。
オリヴィア：ハンナの母。ハンナがいじめにあっていたと確信し、学校に訴訟を起こす。
ジャスティン：運動部の人気者。恋人のジェシカに突き放され姿を消す。
ジェシカ：美人のチアリーダー。ブライスのレイプ被害にあう。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン2 3話 「酔った尻軽女」
ボードに貼られた写真
スカイの無事を確認するため、病院で7時間待ち続けたクレイ。結局スカイの安否は確認できぬまま帰路につくが、謎の車に猛スピードで追いかけられ、クレイは自転車で転倒して大怪我を負う。
後日改めてスカイの病室を訪ねるクレイ。スカイは無事だったものの、クレイは突然の別れを告げられる。
クレイ、アレックス、ジェシカは脅しの犯人はブライスか、ブライスを庇っている何者かの仕業でないかと推測する。
ジェシカが教室に向かうと、生徒たちがホワイトボードに集まっている姿が見える。ホワイトボードには”酔った尻軽女は信用できない”というメッセージと共にパーティーで酔っ払ったジェシカの写真が貼り付けられていたのだった。
ジェシカの証言
リストが原因でハンナが標的にされたと法廷で証言するジェシカ。「真実とは関係なく女子は貶められる」と発言すると、証拠として今朝ホワイトボードに貼られていた自分の写真を法廷で見せる。
ジェシカはハンナとの関係が拗れたキッカケについて話し始める。最初の頃いつも3人で行動していたが、そのうちジェシカはアレックスと付き合い始めた。
ジェシカはハンナを気遣っているつもりだったが、アレックスから「ハンナはめちゃくちゃキレてた。嫉妬でおかしくなってる」と聞いたことでジェシカはハンナと距離を置くようになるのだった。
「ハンナと仲違いした他の原因は？」と学校側の弁護士に問われ、ジェシカはレイプの記憶が頭を過ぎるも何も言えないまま証言は終わる。
証言の後、トイレで鉢合わせするハンナの母オリヴィアとジェシカ。ハンナの9番目のテープに出てくる女の子がジェシカだと勘づいたオリヴィアはジェシカ本人に尋ねようとするが、動揺したジェシカは逃げるように立ち去ってしまう。
その夜、ジェシカの家にやってくるクレイ。クレイは再びブライスにレイプされたことを証言するよう説得するが、ジェシカは「私は”相応しい被害者”じゃない。誰も私の言葉に耳を傾けてくれない」と拒否する。
オリヴィアはハンナについて不名誉な記事を書いた記者たちに対し、「ハンナは嘘つきでも尻軽でもない、友達を支える優しい子だった。でも支えてくれる人は誰もいなかった」と声を上げる。
ジャスティンを探せ
ジェシカの部屋で見つけたハガキを頼りに、ジェシカのレイプ被害の唯一の目撃者であるジャスティンを探すクレイとトニー。保護施設や不良のたまり場を探し歩き、ようやく路上に座り込んでいたジャスティンを見つけ出す。
母親の彼氏から金を盗んだため、家には帰れないというジャスティン。ジェシカに突き放されてから、ジャスティンは5ヶ月間ずっと路上生活していた。
クレイは両親に内緒でジャスティンを部屋に匿うが、ジャスティンは“ドラッグ依存”というもう1つの問題を抱えているのだった。
その他の出来事
友達ができるタイラー
タイラーは隣の席のパンキッシュな男子サイラスと仲良くなる。サイラスの友人の輪に入り、タイラーの孤立は解消していく。
リバティ高を去る決意をするポーター
別の学校の面接を受けるポーター。さらにブライスの家を訪れ、ブライスの母親に何かを話したようだが…？
アレックスとジェシカともキスをしていたハンナ
おふざけでアレックス、ジェシカともキスをしていたハンナ。裁判によりハンナの完璧でない部分が徐々に明かされていき、クレイはショックを受ける。
脅しを受けるマーカス
証言を明日に控えたマーカスが自宅の窓から外を見ると、父親の選挙ポスターが燃やされているのを発見する。
感想
今回召喚されたのはジェシカ。クレイとアレックスが強く説得するも、やはりレイプの件を法廷で話すことは不可能だった。
それもそのはず、ジェシカは被害者なのにレイプ犯ブライスに「向こうから誘ってきた」と噂を流され、写真で脅迫も受けているのだから…。クレイ、ハンナのために頑張るのはわかるけどもうちょっとジェシカの気持ちを考えてあげて欲しい。ブライスに罪を償わせたい気持ちはわかるけど。
どうしてもジェシカに証言させたいクレイはジェシカの気持ちを無視し、トニーと共に行方知らずとなったジャスティンを探しに行きます。ちょっとした逃走劇の末、無事ジャスティンを捕獲。
切ないのは、ジャスティンが“ジェシカが会いたがってる”と思い込んでいるところ。この嘘がバレてしまった時のジャスティンの気持ちは…。クレイ、これは嘘ついちゃあかんだろう。
ジャスティンはジャスティンで5ヶ月間も路上生活をしていました。高校生がホームレスにならなきゃいけない家庭環境って一体、何なんだろうと考えてしまいます。
体は汚れ、トニーが差し出した水を凄い勢いで飲み干すジャスティンの姿は、イケてるアメフト部員のジャスティンとは全く別人。アメフト部のジャケットまで売って金にしていました。
捜索中、ジャスティンのジャケットを着てスケボーをしていた男に行方を尋ねるも男が答えず、トニーは保護観察中ながらも男を殴ってしまう。「ダチのジャケットに触るな！」とちゃっかりジャケットも取り戻していました。
行き場のないジャスティンは両親には内緒でクレイのお家へ。しかし匿ってもらったその夜、ジャスティンはクレイが寝ている横で堂々とドラッグでハイに。
ジャスティンの闇も相当深そうです。
やはりスカイと別れることになったクレイ。横でクレイを励ますのはハンナの幻覚。
しかしそのハンナはおふざけとは言えアレックスやジェシカともキスをしていたと知り、周りの半数以上とキスをしていた事実にクレイはショックを受ける。亡くなったハンナに振り回され続けるクレイ、この先大丈夫なのか。
「ハンナは尻軽でも嘘つきでもない」と声を上げたオリヴィアに対し「あなたはハンナの支えになっていた？」と尋ねる記者。実際ニュースなんかで見る映像もそうだけど、被害者の家族のような立場の人に酷い質問を投げかける報道陣には嫌悪感しか抱きません。
裁判でも証人がみんな17歳ということもあり、相手のやり手弁護士に押され気味な気が。ハンナの裁判はこれからどうなっていくのでしょうか。
続きは第4話へ。
