MENU

【13の理由1-7話のネタバレと感想】奪われた”救い”

~ざっくり登場人物紹介~

クレイ:ハンナのクラスメイトで元バイト仲間。ハンナが自殺した理由についてのテープを聞き進める。

ハンナ:自殺した転校生。自殺に至った”13の理由”をテープに録音して残す。

トニー:クレイの親友。ハンナのテープについて何か知っている素振りを見せるが…?

オリヴィア:ハンナの母。遺品からリストを見つけ、ハンナがいじめにあっていたと疑う。

以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。

目次

13の理由 シーズン1 7話 「カセット4:A面」

“ザック・デンプシー”

ハンナにとって唯一人と繋がれる場所であったコミュニケーションの授業。教室の片隅にはそれぞれの生徒の名前が書かれた“褒め言葉の袋”があり、誰かが匿名で褒め言葉のメッセージを入れられるようになっている。

ハンナの袋の中にはいつもかわいいウサギのイラストが描かれた紙が入っており、そのウサギが当時のハンナにとって唯一の救いだった。

   

マーカスに酷い扱いを受けた後、泣いているハンナの前に座ったアメフト部のザック。ザックはマーカスの代わりにハンナに謝罪し、「考え込むなよ。明日は楽になる」と優しい言葉をかけて去っていく。

あれから度々話をするようになったザックとハンナ。ある日のランチタイム、学校のカフェテリアでザックはハンナに告白する。

しかしマーカスの件で傷ついていたハンナはザックも同じ目的なのだろうと「放っといて!」と突き放してしまう。拒絶されたことに怒ったザックは、ハンナの褒め言葉の袋からメッセージを抜き取る。

ザックにメッセージを取られていると気づいたハンナは、ザックに孤独を打ち明けた手紙を書き、自分の褒め言葉の袋の中に入れる。手紙で気持ちを理解してもらえると思っていたハンナだったが、ザックはハンナの袋から手紙をとった後、さっと目を通しただけでくしゃくしゃに丸めて廊下に捨てる。

一部始終見ていたハンナが「どうして私なの?」と問いかけるも、ザックは逃げるように去ってしまうのだった。

崩壊していくクレイの精神

誰かの言葉が自分を責めているように聞こえたり、学校の放送でハンナのテープが流れているように聞こえたりと、ハンナのテープの影響で幻覚と幻聴が悪化していくクレイ。

テープを聞いたクレイはザックのアメフト試合にやってくる。ザックが得点を重ねていく中、コートの中にハンナの死体の幻覚を見たクレイは「試合を止めろ!」と大声を出し、周りから白い目で見られて会場を後にする。

ハンナに酷いことをしておきながら、アメフトの試合で活躍し喝采を浴びるザックに憤ったクレイは、ザックの高級車に“WHY ME?(どうして私なの?)”と落書きする。

翌朝、ザックと母親がクレイの家に乗り込んでくる。ザックがクレイを庇うも、ザックの母親は昨日の試合での奇行から犯人はクレイだと確信。クレイも自分自身の罪を認める。

2人きりになるとザックはクレイに、ハンナの手紙を読んだ時の心境について「手紙の内容が重くビビった」と打ち明ける。

ザックはハンナの話が間違っているといい、財布の中からハンナが書いた手紙を取り出す。ザックに読むか?と促されるも、クレイは断る。

クレイはテープに精神が蝕まれていることを自覚し、トニーの元へテープを返しに行く。

   

学校に登校したクレイは留学生の学校案内を頼まれるが、そこでついにクレイの学校に対する怒りが爆発。ハンナのロッカーを“自殺した女子のロッカー”と紹介し、ハンナの自殺の後急に貼られるようになった自殺防止のポスターを非難、「この学校は人を自殺に追い込むヤツの集まりだ!」と喚き散らす。

怒り狂ったクレイがカウンセラーのポーター先生に連れていかれるシーンで第7話は終了。

感想

今回のテープの主人公はアメフトのエースで人気者のザック・デンプシー。純粋にハンナに惹かれていたザック、しかしマーカスの一件で傷ついたハンナはザックを冷たく突き放してしまい、それに怒ったザックはハンナにとっての救いを奪うという行動に出る。

ちなみにハンナの袋にかわいいウサギの絵を入れていたのはクレイでした。

テープの最後、ハンナはザックに対し”あなたも孤独だったんじゃないの?”と投げかけています。私もザックが孤独を感じているように見えたので、お互い手を取り合えていればハンナの運命は大きく変わったのでは?と他の面々より強く思ってしまいます。

ザックのしたことだけでなく、ザックの好意に対し冷たく当たってしまったハンナも。このザックとハンナの関係性についてはこれまでのいじめや嫌がらせとはちょっと違い、”孤独を抱えている者同士が傷つけあってしまった”ように思えてなりません。

ハンナはザックとの一件の後、カフェにジェシカを呼ぶものの彼女は現れない。ハンナはカフェのナプキンにSOSのメッセージを書き、匿名でコミュニケーションの先生の”褒め言葉の袋”の中に入れる。

授業でナプキンの事が取り上げられるも、多くの男子生徒はSOSの内容に対し、茶化したり厳しい言葉を吐く。この事でハンナの孤独はいっそう深まってしまったのでしょう。

   

悪夢に続き、起きている間も幻覚や幻聴に侵されるクレイ。クレイの両親の会話から、ハンナの自殺は“浴槽で手首を切って失血死”だと知ってしまったことも関係しているかも。

クレイはタイラーやコートニーにしたようにザックにも自ら制裁を与えようとするが、なんとここでハンナが丸めて捨てたと言っている手紙をザックが持っていた事が判明。

ではハンナが見たものはなんだったのか?ハンナの思い込みなのか、もしくはハンナは嘘をついているのか?

それともクレイが中身まで見ないと想定してザックが仕掛けたフェイクだったのか?

だんだんとミステリー要素が深まり、何を信じればいいのかわからなくなってきました。

   

第8話へ続きます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次