~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:ハンナのクラスメイトで元バイト仲間。ハンナが自殺した理由についてのテープを聞き進める。
ハンナ:自殺した転校生。自殺に至った”13の理由”をテープに録音して残す。
トニー:クレイの親友。ハンナのテープについて何か知っている素振りを見せるが…?
オリヴィア:ハンナの母。遺品からリストを見つけ、ハンナがいじめにあっていたと疑う。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン1 6話 「カセット3:B面」
“マーカス・コール”
リバティ高校ではチアリーダーの資金集めのため、バレンタインに“相性テスト”というイベントが開催される。チェックリストに答えると、コンピューターが運命の相手を教えてくれるという仕組みだ。
ダンスパーティーの一件からクレイに惹かれていたハンナは、クレイの名前が載ることを願って相性テストをする。しかしコンピューターが算出したハンナの運命の相手は”ブライス”。
落胆するハンナの元へ一本の電話がかかってくる。相手は生徒会委員の“マーカス・コール”。
マーカスは相性テストにハンナの名前が載っていたといい、ハンナをデートに誘う。マーカスに好印象を抱いていたハンナはデートをOKする。
約束の店にやってくるハンナ。しかし待てどもマーカスは現れない。
1時間後、マーカスはアメフト部の取り巻きたちを引き連れて現れる。弁解するマーカスにもう一度チャンスを与えるハンナ。
しかしマーカスは「俺の家に来ない?」とハンナの太ももを触り、怖がったハンナが突き飛ばすと「ヤレると思ったのに」と言い捨てて去っていく。
恐怖で動けぬまま泣き続けるハンナ。そこへマーカスの取り巻きの1人、アメフト部のザックがハンナの目の前に座るのだった。
女子とキスするクレイ
アメフト部のモンゴメリーが運転する車にアレックスが轢かれそうになり、殴り合いの喧嘩になる。生徒同士の倫理委員会にかけられる2人。
討論の結果、モンゴメリーは3日間の停学処分、アレックスは厳重注意の警告を受ける。
クレイはチアリーダーのシェリのレポートを手伝うことになる。クレイの家でレポートをやっているといい雰囲気になり、2人はキスをする。
しかしハンナの事が頭から離れないクレイはそれ以上進めない。シェリは涙を流しながら“自分もハンナのテープに出てくる1人だ”と明かす。
ハンナと一緒にいた時、ものすごく酷いことをしてしまったと話すシェリ。「テープを聞かないで」とクレイに懇願する。
キスをした理由がテープを聞いて欲しくなかったからだと知ったクレイは怒ってシェリを追い出す。
思いつめた様子でハンナのテープを聞くクレイの姿で第6話は終了。
感想
今回の主人公は、クレイにテープを聞かないよう絡んできたマーカス・コール。表向きは優等生の実行委員ですが、実際はハンナの尻を掴んだブライスと変わらないゲス野郎でした。
1時間も遅刻して恥をかかせ、その上デートなのに取り巻きを引き連れてやってくるだけで十分最低ですが、高校の同級生同士で夫婦になった両親のロマンスを信じ、ハンナはマーカスにチャンスを与えてしまいます。マーカスも口先だけは上手いヤツで、調子のいいこと言いながら徐々にハンナとの距離を詰める。
太ももを触られたハンナが突き飛ばした時、「何すんだよ!?」と大声出したのが1番怖かった。別の席に座っていたものの、マーカスには何人もの取り巻きがいる。ハンナはどれだけ怖い思いをしたんだろう。
しかし最後はその取り巻きの1人、アメフト部のザックがハンナのいる席に戻り、救いのあるような終わり方になっていました。しかしそのザックは現在パートでジャスティンたちと一緒にクレイを止めようと企てているので、彼もまたハンナのテープに出てくる一員なのでしょう。
今回ちゃっかり女子とキスしてしまったクレイ。相手のシェリはチアリーダーで、バレンタインの相性テストの時ハンナの受付をし、マーカスとのデートに行くよう勧めた相手でもあります。
今のところシェリにあまり悪い印象はないものの、コートニーやマーカスの一件があるのでまだわかりません。
殴り合いの喧嘩を起こしたアレックスは、精神的にかなりキているというか、ハンナの自殺に責任を感じず罪を隠そうとする周りへの怒りが爆発したようでした。殴られてボコボコになった顔が痛々しかった。
ハンナの両親により、ベイカー一家がこの町へ引っ越してきた経緯も明らかになりました。
ハンナの父が仕事を辞め、夫婦でドラッグストアを開くために引っ越してきたベイカー一家。ハンナの父の台詞から、ハンナが前にいた学校も意地悪な生徒ばかりだったということも判明。
そしてハンナの両親のドラッグストアは今、近所に大手のドラッグストアがオープンしたことにハンナの件が重なり、かなり客足が減っている様子。娘を失い、周りからも避けられる両親の苦しみの大きさは計り知れません。
第7話へ続きます。