~ざっくり登場人物紹介~
クレイ:ハンナのクラスメイトで元バイト仲間。ハンナが自殺した理由についてのテープを聞き進める。
ハンナ:自殺した転校生。自殺に至った”13の理由”をテープに録音して残す。
トニー:クレイの親友。ハンナのテープについて何か知っている素振りを見せるが…?
オリヴィア:ハンナの母。遺品からリストを見つけ、ハンナがいじめにあっていたと疑う。
以下、ネタバレ大いに含みますのでご注意ください。
13の理由 シーズン1 5話 「カセット3:A面」
“コートニー・クリムゼン”
リバティ高校では毎年恒例のダンスパーティーが開催される。
パーティーの実行委員を務めるのは、キス写真の件でハンナといざこざがあったコートニー。ハンナはコートニーと関係修復しようとし、コートニーと友達2人と一緒にパーティーに参加することを決める。
当日、両親に新車を買ってもらったハンナはコートニーたちを乗せ、ダンスパーティーにやってくる。
コートニーたちとはぐれてしまったハンナがベンチに1人腰掛けていると、向かいのベンチに座っているクレイの姿が見える。クレイも親友のジェフに連れられパーティーにやってきたのだった。
ジェフに後押しされ、ハンナをダンスに誘うクレイ。2人はぎこちないながらもダンスを楽しむのだが…幸せな時間は長くは続かない。
例のキス写真に写っていたのがハンナとコートニーだと気づいたアメフト部員たちがコートニーをからかい始めたのだ。同性愛者だと周りに知られたくないコートニーは保身のため「ハンナに3Pをもちかけられた」「ハンナはジャスティンとキス以上のことをした」と酷い噂を流す。
コートニーの言葉を間に受けたアメフト部員たちは、クレイの目の前でハンナを辱める。傷ついたハンナはコートニーに「私を盾にしないで」と告げ、パーティー会場を後にするのだった。
罪の意識
テープを聞いたクレイはコートニーをハンナの墓に連れていく。保身ばかりで自身の罪ときちんと向き合わないことを責めるクレイ。
クレイの言葉にショックを受けたコートニーは泣きながら墓地を後にする。
そこへ一部始終を見ていたトニーがやってきて、あの日ハンナと踊った曲のカセットをクレイに渡す。クレイは誰にも言えなかったハンナへの想いをトニーに打ち明ける。
タイラーやコートニーにハンナを自殺に追い込んだ罪と向き合わせたクレイ。しかしハンナへの罪の意識を1番感じているのは、他でもないクレイ自身だった。
帰り道、クレイは突然ジャスティンやアレックスらの乗る車に拉致される。アレックスが猛スピードで車を運転するする中、「舐めた真似するのはやめろ」とジャスティンに脅されるのだった。
クレイへの軽い脅しのつもりだったが、暴走したアレックスは止まらずスピードはどんどん加速していき、ついには警察に追われる自体に。やっとのことで車を止めたアレックスだったが、なんと追ってきた警官はアレックスの父親。
何のお咎めもなく解放され、アレックスの父親が警察官だと知ったジャスティンたちは更に調子に乗る。
クレイが帰宅すると、弁護士をしている母親からハンナについての裁判で学校側の弁護をすることになったと聞かされ、第5話は終了。
感想
今回の主人公は前回もハンナに酷い仕打ちをした優等生の生徒会委員、コートニー。ゲイの父親2人に育てられた彼女は、自分もそうであることに苦しみを抱えていました。
しかしそれを理由にハンナにした仕打ちはあまりにも酷すぎた。自分からキスをけしかけた癖に、「ハンナに3Pを持ちかけられた」なんて最低すぎる噂を流します。ジャスティンとのことも、あの夜ハンナから真相を聞いたはずなのに…。
友達を作るため、両親に新車まで買ってもらったハンナ。綺麗にドレスアップして愛する両親に見送られた彼女は、ダンスパーティーを楽しむことも許されなかった。
「私を盾にしないで」とコートニーに言い放った後、ハンナはベロベロに酔ったジェシカを連れて車に戻ります。勝手に勘違いされ公衆の面前で平手打ちされ、それでもまだ「あの子を放っておけない」とジェシカを助けに行く姿はあまりにも切ない。
が、ジェシカを連れて帰ろうとするも、今度は車のエンジンがかからない。そこでやっと出てきたのがトニーの存在でした。ハンナが録音に”カセットテープ”を使うに至るきっかけとなるような会話もあり。
今回のメインであるクレイとハンナのダンスシーンはとにかく美しすぎた。DJトニーがかけた曲がまた最高なんだよね。
邪魔が入らなければ、2人は確実にキスしてた。クレイがハンナのお墓の前でトニーに「ハンナともう一度踊りたい、キスしたい」と語っていたシーンが切なかった。
その他、前回クレイが裸の写真を流出させたことによりタイラーがいじめにあい、カウンセラーのポーター先生に呼ばれるシーンなども。ポーター先生はこれまでも度々出てきており、今後キーキャラクターになっていきそうな雰囲気。
それから今回父親が警官だと発覚したアレックス。冗談半分でクレイを脅していたジャスティンとは違い、かなり危険な雰囲気が漂っていました。
もしかしたらクレイの次にハンナに対する責任を感じているのはアレックスかも…?
第6話へ続きます。